リードマグネットを作成しましたね。
次に、あなたのリードマグネットを必要としてくださる方を集めるための、オプトインページづくりへと作業をすすめます。
この記事では、リードをすみやかに増やすための、オプトインページの公式を学びます。
目次
リストに入る流れの復習
オプトインページ作成の話題に入る前に、今私たちが着手しているフレームワーク、「新規リストに入ってくださる方の流れ」を復習しておきます。
(図)
スタートは、上段の一番左側です。新規の潜在的な理想的な受講者の注意を引くためのさまざまな方法があります。(詳しくは、リスト集めの第一歩の教材の後々の記事でお伝えします)。
ここで紹介されているそれぞれの場に作成した無料コンテンツは、理想の受講生に、リードマグネットを受け取るよう促します。
理想の受講生の注意を引いたら、次に、リードマグネットを受け取るために具体的な登録手続きをする画面に移ります。それがオプトインページです。
登録のために、お名前とメールアドレスを入力してもらうのが、オプトインページです。
(ランディングページと呼ばれる場合もありますが、この記事では、オプトインページという表記で統一します)。
メールアドレスを入力して登録ボタンを押したら、次に、サンキューページが表示されます。(カンファメーションページ、確認ページとも呼ばれます)。
新規登録者が、そのサンキューページにアクセスするとき、システムの裏側では、オプトインページとサンキューページの遷移の間で、あなたが使用するメールサービスプロバイダ(たとえばMailchimp)と統合され、新規登録者の名前とメールアドレスがメールサービスプロバイダのリスト(Mailchimpではオーディエンスと呼びますね)に追加されタグ付けされます。
「タグ付け」とは、あなたのメールプロバイダシステムに、リードマグネットを受け取ったと者としてのラベルが貼られることです。
タグ付けされた新規登録者には、登録されたリードマグネットへのリンクを含む自動メールが送信されます。
そして、新規登録者はあなたのリードマグネットを視聴(もしくは読み)、あなたが週刊で配信するメールでのニュースレターの受信をはじめます。
あなたからの週刊のニュースレターを読むことで、ファンや顧客になる手前まで育ってくれることになります。
登録率の高いオプトインページの4つの公式
ここでは、リードを早く増やしてゆくための、オプトインページの公式をお伝えします。
登録率の高いオプトインページには、公式があります。
その公式とは 「オファー」「レイアウト」「登録情報」、そしてもちろんメールサービスプロバイダとの「連携」です。
公式1、オファー
1-1 明確さ
まず、オプトインページのメッセージは、リードマグネットについて明確に、かつ、わかりやすく示すものでなくてはなりません。
クリス・カーと、ニッキー・クラークの事例をご紹介します。
クリスは、健康分野で活動しています。健康増進させる10種類の食材をを紹介する「10 recipe boosters cheat sheet(あなたの健康を増進させる10のレシピ)」をリードマグネットにしています。
リードマグネットは、それぞれの食材を説明した上で、レシピを通して食材の使い方を教えてくれています。
オプトインページは、リードマグネットで解決する「理想の受講生の痛み」と「その痛みを解決する方法」を明確に定義し伝えています。
クリスは、受講生が抱える痛みをこう表現しています。
「健康的な食事は、複雑であったり、何時間も準備作業をしたりする必要があるという悩み」。
彼女が、理想の受講生が抱えている痛みをうまく表現していることに、あなたはきづきましたか?
そして、彼女は続けます。
「あなたがこれまでに作っている料理に、健康増進のための食材を1つ程度を追加するだけで、なんの努力や準備作業もなしでいいのです」と。
つまり、手間や時間をかけずに栄養価を高めることができることを伝えることで、彼女は、理想の受講生が抱える悩みを解決する方法を明確にしています。
ニッキー・クラークは、マーケティング分野で活躍しています。個人でコンテンツビジネスを行う者がブランドを確立するための「魅力的なブランドメッセージをつくるテンプレート”Magnetic Brand Message Template”」をリードマグネットにしています。
https://sts.nikkilouclark.com/brandbio?_ga
ニッキーは、「自分が理想とするクライアントと出会えない」痛みを、「簡単につくれるメッセージで解決する」ことを伝えています。
そのメッセージは3つの簡単なステップで創れることをテンプレートで示している、とも書かれています。
英語で書かれているとしても、あなたも、これをどうしてもほしくなりませんでしたか。
1-2、フォーカス
次は、フォーカスです。ひとつのアイデアにピントをあわせます。
先ほどの例を、もういちどみてみましょう。
クリスは、「健康増進させるための料理を作るために、あなたのレシピを助ける食材」という1つのアイデアに焦点を絞っています。
ニッキーは、「理想の顧客と出会うために、あなたのプロフィールのメッセージづくりを助けるテンプレート」というアイデアに絞っています。顧客と出会うために、やるべきことが沢山あるなかで、プロフィールに絞っているということに、気づきましたか?
解決策の提案について、アイデアを1つに絞ることで、登録率を高めることができます。
1-3、関連性
関連性とは、オプトインページ全体と、あなたの理想の受講生の関係が結ばれるかどうかです。
オプトインページのコピーを書くときは、全体を見て、「理想の受講生はこのトピックに本当に関心をもってくれるのか」を、常に問い続けてください。
・この解決すべき点は、最も重要な事なのか?
・この解決策をは、本当に必要とされているものなのか?
公式2 レイアウト
登録率の高いオプトインページをつくる2つ目の要素は、レイアウトです。
オプトインページでは、重要な要素をどのようにレイアウトするかが大切です。
クリスのオプトインページも、ニッキーのも、おそらくグラフィックデザイナーやプログラマーによって作成されたもので、チームによって、カスタムメイドでつくられたものでしょう。
あなたが、個人の手でひとりで作るものと比べ物にならないほど魅力的です。
でも、投下できる経営資源の量が違うことはさておき、レイアウトについてはいい見本となります。
あなたが自分のオプトインページを作るときには、次に説明する要素がすべて含まれているようにしてください。
出来上がりは、おそらく、かなりシンプルなものになります。
2-1 流れ
ページの流れは、上から下まで、戦略的に作ります。
オプトインページに配置するものには、色、線、スペース、写真、すべてに理由があります。
クリスの例をみてみます。
・ページの一番上に見出し
・次に副題
・理想の受講生にとって、何が得られるのかを理解してもらうための情報。
・リードマグネットから得られるものの具体的な内容を箇条書き
ニッキーの例をみてみます。
・見出し
・副題
・モックアップ
・得られる内容の箇条書き
・ニッキーのプロフィール
得られる内容について、書くためのポイントは、友人と話すように、箇条書きをあげてくださいね。
お堅い先生から示される教科書の目次、のようにはならないようにしましょう。
箇条書きにするときは、体言止めではなく、会話調で書くと、「自分にとって何がいいのか?」が伝わりやすくなります。
そして、短く、端的に表現しましょう。
また、いつも、一人に向かってだけ語りかけます。
つまり、「みなさまは……」と話しかけるのではなく、「あなたは……」と書いて下さい。
最後に、誇大表現や過剰なあおり、虚偽にちかい嘘つきの約束はやめましょう。
何が、リードマグネットから得られるのかをシンプルに伝えるだけでかまいません。
2-2 デザイン
次はデザインです。
デザインの専門家でないあなたがオプトインページを作成するとき、「少ないことはよいこと」と、心しておいてください。
「ちょっとここがさみしいから」という理由だけで、意味のない画像を配置してしまって言葉からのメッセージを殺してしまわないようにこころがけます。
それから、自分の写真は、載せてください。
お金に余裕がなくても、写真を勉強している途中のアマチュアとコラボするのもいいですね。
また、安っぽさを感じさせないよう、無料画像ではなく、有料のストック画像を使うこともおすすめします。
私は、envato elements(エンバトエレメント)を利用しています。
和田美香オンラインスクールのブログや教材に掲載されている画像はエンバトエレメントからのものです。
月額の有料サービスですが、無料画像を探し回る時間を節約できるだけでなく、画像やイラスト、ジングルも利用できる、価値のあるサービスです。
2-3 登録を促す
コールトゥアクション(Call to action)ともいいます。
リードマグネットに登録を促すための呼びかけのことです。
登録ボタンに書かれているコピーが、コールトゥアクションになります。
クリスは、”Download your free recipe booster guide here.(無料の健康増進レシピをココからダウンロードする)” となっています。
ニッキーは、”Send IT TO ME(送ってください)”とか”Yes ,I’M IN!(はい、参加します)”となっています。
ボタンのテキストは、いろいろ工夫してみてください。
私もよく自分のオプトインページで、テキストをいろいろ試して工夫しています。
「いますぐダウンロード資料を請求する」
「チェックシートを送ってください」
「今すぐ読みたい」
「今すぐ送ってください」
とか。
ボタンのコールトゥアクションにも、遊び心をいれてみてください。
2-4 オプトイン入力欄
登録してもらうために、クリックしてもらうボタンを配置します。
オプトイン入力欄を、記事の途中に配置することは大切です。
理想の受講生がリードマグネットにサインアップするために、ページの一番下までスクロールしなければならないのは、不便です。
オプトインページの複数の場所に、オプトイン入力欄を設置してください。
クリスの例のように縦に長いオプトインページの場合は、3回以上掲載するようにしてください。
もしあなたのページが短ければ、ニッキーのように2回でもいいです。
クリスの例では、ページの中だけでなく、ポップアップでもオプトイン入力覧が現れ、登録してもらう機会を増やしています。
ちなみに、現在、オンラインで最も効果的なのは、ページのなかでポップアップ画面を表示さた中でオプトインしてもらうことです。
それから、オプトインページには、ページの一番下にプライバシーポリシー(個人情報保護方針)のリンクを必ず設置してください。
プライバシーポリシーは、気に入ったサイトをGoogleで検索して、プライバシーポリシーを真似して使ってもいいです。
また、和田美香オンラインスクールのプライバシーポリシーは、wadamika.comにアクセスいただくと、ウェブサイトの下部にプライバシーポリシーへのリンクが表れます。
顧問弁護士に自社用にチェックしてもらったものを配置しています。
公式3 登録してもらう情報
リードマグネットと引き換えに、理想の受講生から収集する情報を決めます。
ここで大切なことは、「簡単に」登録できるようにすることです。
どんな情報を登録してもらうか、まず決めます。
登録してもらう情報について解説します。
クリスもニッキーも、ファーストネームとEメールだけを尋ねていることにお気づきでしょうか。
彼女だちは、苗字を聞いていません。
また、その他の追加情報を聞いていません。
理由は、お願いすることが少なければ少ないほど、サインアップしてくれる可能性が高くなるからです。
名前が必要であれば、苗字は不要で、呼び名とEメールだけで十分でしょう。
おそらく、あなたが、お名前を登録してほしい理由は、定期的に送るニュースレターで、個別の名前を呼び掛けることができる機能をつかってお名前を挿入したいからだけですよね。
ちなみに、私は、和田美香オンラインスクールブログで、ファーストネームさえもお聞きしていません。
わたしは、入力欄シンプル化の方を優先し、名前の覧をつけることを捨てました。
理由は、プロモーション用メールだと割り切ったためです。信頼構築のためのニュースレターで、かつ、届くことを心待ちにしてくださる方への定期連絡を送るにしても、わたしから送るものはすべて「親書」ではなく、明らかにプロモーション用メールでしかすぎず、おそらくGmailのタブでも「プロモーション」に入ってしまうであろうことが、容易に想像できるからです。
わたし自身にしても、「みかさん」と呼びかけられたところで、「機械で自動に表記される」ことはわかっているので、そのメール配信システムのなかのその機能をつかっているのだなと思うだけだからです。
テンプレートを使おう
ここまで、オプトインページを、魅力的かつシンプルにつくる公式をお伝えしてきました。
クリスやニッキーのように、詳細かつ洗練されたものである必要はありません。
もっとシンプルでもいいです。
MailchimpやConvertKitなどのメールサービスプロバイダーにも、オプトインページのテンプレートがあります。テスト済みで、コンバージョン率の高いテンプレートが用意されています。
自分で考えるのではなく、できればそちらを使ってみてください。
未来の宣言もしておく
リードマグネットにサインアップしてくれた人たちに、毎週ニュースレターを送ることを伝えるべきかどうか悩んでいる人もおられるでしょう。
というのも、「勝手にメルマガを送っていいのでしょうか」という質問を、よくいただくからです。
リストに登録された人には、週刊ニュースレターを受け取ることになることもぜひ伝えておいてください。
だまし討ちされたと思われないように、そして、あらかじめ未来に起こることを丁寧に断っておくことで、より信頼感を醸造するためです。
くどいかもしれませんが、ぜひ次のような文を、小さくてもいいので掲載しておいてください。
「毎週水曜日に、マーケティング情報があなたのメールボックスに届きます。定期的なメールマガジンの配信が必要でない場合は、ワンクリックで登録解除いただけます」と。
不要な方には、どんどん、登録解除していただきましょう。
公式4 連携
サンキューページ
リードマグネットにサインアップした後、自動的にサンキューページ(確認ページ)にリダイレクトされます。
何かアクションを起こしたあとに、自分が起こしたその行為が無事に完了していることを確認できるサンキューページにたどり着くのは、ほっとするものです。
サンキューページの役割は、”安心”です。
サンキューページでは、あなたがリードマグネットそのものや、リードマグネットのリンクを送ったので、メールをチェックしに行ってくださいと伝えておきましょう。
また、次のステップのオプション、つまりフロントエンド商品を案内するのも効果的です。
わたしの、リードマグネットのサンキューページから、フロントエンド商品を購入くださる方が一定数おられます。
Mailchimpでオプトインページ(Mailchimpではランディングページと呼ばれています)をつくった場合、カンファメーションメッセージ(サンキューメッセージ)は、簡単に表示されるだけです。
次のステップのオプションを紹介したり、案内を詳細にしたい場合は、ワードプレスで構築しているブログの固定ページで、独立したサンキューページをつくり、そこへリダイレクトします。
そして、このサンキューページを表示した後、次にまたどこへ飛ばせばいいのか、悩むかもしれません。
わたしは、ウェブサイトのトップに戻るようにしています。
連携
そして、やっと、それぞれをつなぐ段階までやってきました。
オプトインページ、サンキューページ、そしてメールサービスプロバイダー(たとえばMailchimp)を、連携します。
このプロセスがうまく機能するためには、3つのページを連携させる必要があります。
新しい登録者は、オプトインページで登録したら、次にサンキューページを観ます。
そしてその裏側で、登録された情報は、メールサービスプロバイダー内で、自動追加されたタグ付き情報となり、1通目のメールが自動配信されるところまですすみます。
まだメールサービスプロバイダをお持ちでない方は、Maichimpをつかった自動連携方法なら和田美香オンラインスクールの記事でステップ・バイ・ステップでお伝えしていますので、どうぞ参考にしてみてください。
最後
さあ、4つの公式は理解できましたね。
前回の記事で学んだリードマグネットは完成していますか?
リードマグネットが完成していたら、次に、あなたのオプトインページ作成の計画を立てましょう。
登録率の高いオプトインページを制作できるかどうか心配だったら、次のリンクからご案内するチェックリストをどうぞご利用ください。
コンバージョンに必要な要素をすべて網羅しているかどうかを確認するときに使えます。
チェックリストで確認して、もし足りないところがあったら、計画に加えて、作業を進めてください。
このリンクをクリックしてリストダウンロード請求の頁へとびます。
オプトインページが出来上がったら、また次の記事でお会いしましょう。
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