Teachable(ティーチャブル)やClickfunnels(クリックファネル)にオーダーバンプ機能があります。
TeachableのOrderBumps機能の使い方説明の記事に、オーダーバンプの意味や、オーダーバンプ商品の例もあげて書いていました(記事リンク)。
この記事がきっかけで、顧客のLTVアップに興味をもたれた受講生さんから、「アップセルはこれでいいですか? オーダーバンプはこれでいいですか?」と質問を多くいただきました。
概念的説明だけではオーダーバンプ商品をこれから初めて考案することが難しいことを知りました。
そこで、あらためて、和田が購入したことのあるオーダーバンプ商品の例を、3個あげてみます。
(1)オーディオ版データ、テキスト版データ
書籍を購入しようとすると、同じ内容のオーディオ版がOrder Bumpsで勧められる。
動画を購入しようとすると、同じ内容のテキスト版がOrder Bumpsで勧められる。
つまり、データ形式を違えて、「隙間時間に耳読」「移動中の勉強」「速読用」「持ち歩き用にプリントアウトするより楽」といった、ニーズをとらえる。
ヒント
売りたい動画商品とは違うデータ形式を用意し、Order Bumpsに設定してみよう。テキストでも、オーディオでもいいですね。
(2)専門家が社内でつかっている新人指導用チェックリスト
YouTube広告の出し方の動画教材を購入しようとすると、その教材で伝える広告出稿ノウハウについて、広告代理店社内の新人指導用チェックリストを勧められる。
SNSの広告出稿ノウハウって、細かな設定のオンパレードです。
漏れ抜けないように確認するために、いちいち教材にもどって確認するのは面倒ですし、初心者にはなかなか全体像をつかむことそのものが難しいです。
そこを、新人指導用社内チェックリスト差し上げますよといわれれば、漏れ抜けないように設定するのに、自分も欲しい、となりました。
ヒント
ノウハウ動画商品に、全体像をつかめるチェックリストやマインドマップを用意し、Order Bumpsに設定してみよう。
(3)質疑応答と追加レクチャー
オンラインコースを作るレクチャーを購入しようとすると、質疑応答集と追加で7レクチャーを勧められる。
動画レクチャーは、購入した後に質問がでてきたら、たいていはQ&Aを受け付けるところがついています。
でも、そこで質問をおくることは、マレです。
わからないことを、「わからないなあ」と放置してしまうときのうほうが多いです。
でも、先輩受講者がすでに質問をぶつけてくださってて、それに対して追加レクチャーが少数なりでも付加されるとなると、「もしかして、自分が知らないことかもしれない」と、より知識を完璧にしたいという想いが働きます。
たとえ、あとから、その追加レクチャーをみて、「なんだ、自分は知ってた」という場合も、特に買ったことを後悔することはありません。
コンテンツ商品に限らず、購入する時に、「よりよいもの」にしたい、「より完成したものを手に入れたい」という想いにつきうごかされると、ついで買いが働いてしまいます。
ヒント
ノウハウ動画商品に、質疑応答集、事例インタヴュー集、ボーナスレクチャーを用意し、Order Bumpsに設定してみよう。
まとめ
オーダーバンプを設定すると、購入金額がアップし、顧客LTVがあがります。
わたしは、「どうせ買うなら、いいものを買いたい」という想いが働き、オーダーバンプ商品が現れると、低額ということもあり、必ず買ってしまいます。
そこでしか註文できないものとわかっているので、買っておかないと、「あとから買わなかったことを後悔して、それにとらわれつづける」ことが嫌なのです。
まるで、気に入った洋服をみつけたときに、迷いに迷って結局買わずに家に帰り、帰ってから、やっぱり買おうと翌日でかけたら、もうお店にはその商品は無く、落胆も激しい、という状況に似た気持ちを想像してしまうからです。
そんな「買い物に失敗した気持ち」になったことがあるあなたなら、きっとオーダーバンプの商品をうまく作れるはずです。
あなたのつくったオーダーバンプ商品、ぜひ、和田にも教えてください。
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