今日は、ポジショニング決めるワークをやってください。
ポジショニングは、あなたと競合の違いを、お客様に分かりやすく理解していただけるようにするために必要な戦略です。
お客様の頭の中で、なんと言っていただきたいか。
この言葉を、ポジショニングマップを書くことで、決めやすくなります。
例
たとえば、「安くて上級者向きの自転車ってないですよねー、だから、この空いている部分を狙います」と決めたとします。
図に書き込むと、上記のピンクで囲まれたところが、あなたの定めたポジションになります。
このとき、「安くて、上級者向き」というのが、あなたのポジションを定める軸です。
安い・高い、つまり、価格をひとつの軸にする。
もうひとつ、初級・上級と、スキルの習熟度を軸にする。
この2つの軸の交わるなかの、空いているところに、自分は陣取ったということになります。
ここでは、価格と習熟度という2つの軸を、例としてもってきました。
空いているポジショニングを探すので、ポジショニングを定める軸は、価格でなくても、なんでもいいです。
あなたが自分で決めていいものです。
あなた独自の、空いている場所を表すために、2つの軸をみつけるのが、ポジショニング戦略での肝です。
なんだ、こんな簡単な図を書くだけかと思われたでしょうか。
ですが、この軸を2つ決めるのが、これがまた難しいです。
この簡単な図は、すぐには完成しません。
すこし考え込んだぐらいで、すぐに出てこないので、しびれをきらした経営者は、簡単に想い付きやすい価格の軸に飛びつきがちです。
価格として表現すれば、わかりやすいですしね。
でも、気を付けてください。
わたしたち、小規模事業者は、価格を軸にもってこないほうが、いいです。
いえ、むしろ、価格を軸にもってこないでください。
なぜなら、価格で勝負したら、大手に負けるにきまっているからです。
では、何を軸にもってきましょうか。
ヒントは、お客様に自社を 選んでいただく場合に、何を基準に選んでいたただいたら、自分のところしかないとお伝えできるのか、という視点で考えること。
お客様に知っていただくキーワードはなんでしょうか?
2つの軸は、無限にありますから、まず、たくさん、矢印をひいた紙を用意して、書き散らしてください。
ポジショニングマップの軸の紙
ライバルもポジショニングしてください。
ライバルとあなたが、きちんと離れたところに定位置がありますか?
軸の例
軸の例をあげておきましょう。
・製品やサービスの特性や仕様に基づく軸
・ターゲット属性(女性男性、年齢、地域など)
・顧客へのメリット(お金を稼げる、時間を短縮できる、モテル、など)
・品質
・用途別
・習熟度
・価値観(お金が大事な人が対象、未来が大事な人が対象とか)
これが決まれば、USPや、ペルソナも決まりやすくなります。
なので、ポジショニングマップの完成、ぜひめざしてください。
[…] ジショニングがきまっていたら、書きやすいです。 なので、もしまだポジショニングがきまっていなかったら、先に、ポジショニングを決めてください。 https://wadamika.com/marketing/positioning/ […]