創業以来、みがき上げてきた独自の技術や伝統、ノウハウ、文化がある。
この価値を正しく評価してくれる海外バイヤーと直接つながりたい。
御社が抱えるこの課題は、これまで、海外展開のはじめの一歩としてよくつかわれる、展示会出展や、企業間取引に特化した海外取引のポータルサイト(例 アリババ)出展という営業手法だけでは解決が難しいのが現実です。
製品背景にあるあなたの強みを深く理解し、長期的な関係を築ける優良なバイヤーリストを、どうやって、どこから獲得すればいいのでしょうか?
本記事では、海外展開を目指す中小企業のマーケティング担当者様のために、御社の独自の技術や文化を武器とする英語webのコンテンツSEO戦略を解説します。
コンテンツで海外バイヤーを自然に惹きつけ、自社のリストに転換し、商談にまで持ち込む具体的な英語ウェブを構築するロードマップを、専門家としてすべて公開します。
この記事では、英語web構築の戦略手法として、コンテンツSEOの戦略を扱います。海外展開を、待ちで行うものではなく、攻めの姿勢でリスト構築を始める入口になります。
また、このロードマップを実行することは、単に英語でウェブ制作をうまく行う方法をお伝えするだけでなく、あなたの資産となるバイヤーリストを獲得する大事な仕組みづくりの骨格にもなります。
目次
イントロ 伝統技術を持つ中小企業こそ「コンテンツSEO」で海外リストを構築すべき理由
御社が持つ独自の技術や文化は、海外市場において、大きなコンテンツの種となります。しかし、このコンテンツの種を、バイヤーに届けるには、ただ、英語で書き起こすだけでは足りません。検索エンジン経由で、情報を自発的に情報を求めるバイヤーに対し、求める情報に合致した、その技術の背景、品質、そしてユニークさを、伝える必要があります。
海外市場で待ちの営業から脱却するリスト構築の重要性
これまでの海外進出のはじめの一歩は、まず、展示会に出ること、ポータルサイトに出展することでした。
つまり、バイヤーと接触することが確実な場所で、待つ、という戦略でした。
しかし、デジタル化が進んだ現代では、海外バイヤーは、展示会開催を待つその事前段階で、まずGoogleなどの検索エンジンや専門メディアで課題解決に最適なサプライヤーを自発的に探してもいます。
御社が検索結果に現れなければ、バイヤーはあなたの存在を知らないまま競合他社を選んでしまうことになります。
コンテンツSEOで「自社リスト」を構築するこの戦略は、バイヤーが情報を探し始めたときから、御社の専門知識を提供し、興味の初期段階から関係性を築きはじめることができる攻めの戦略に転換することを意味します。
自社リスト構築により、御社は、バイヤーの身近にいつづけることができます。リストは、あなたの最も価値の高いビジネス資産となります。
海外バイヤーが知りたい独自の技術や文化の価値を届ける
海外のバイヤーは、価格や納期だけでなく、製品の背後にある物語、信頼性、そして技術の優位性やユニークさに強い関心を持っています。
たとえば、比べてみてください。
A 高品質で味わい豊かな小豆
B 創業80年の3代つづく小豆の最上のおいしさのための最適な土壌づくりと、最新のGPSと気候シミュレーション技術を融合させた小豆の有機栽培技術によって、五感を刺激する新たな味わいと風味が実現。これまでは、効率化優先の農場でつくられ、廃棄率も高かった小豆ですが、最新技術によりよい環境で育てた小豆は商品化率が高まり、その分、販売できる量も増えました。そのため、いままでにない高級品質でありながら、日本人の心の味を身近に感じてもらえるよう提供が可能になりました。有機栽培だったら、味は二の次、まず有機が大事、という時代はもう終わりです。有機栽培も、味と、身近さで選べる時代です。
どうでしょうか?
このように、技術の背景、品質づくりの裏側、ユニークさを浮き彫りにするコンテンツは、スペックの羅列をしただけのカタログ情報では届けられません。
背景をストーリーで伝えることで、バイヤーは、一度目にふれたら、情報を記憶に強く残していることになります。
そして、この独自性の高い情報こそを届けることが、競合と差別化し、バイヤーに「もっと詳しく知りたい」と思わせる最大の要素となります。
海外バイヤーリスト構築のためのコンテンツSEO実践ロードマップ
この章では、海外バイヤーリスト構築のためのコンテンツSEO実践ロードマップを3ステップに整理しお届けします。
あなたの英語webコンテンツを、このロードマップにしたがって構築してください。
海外進出がこれから、という中小企業の海外マーケ担当になったばかりのあなたも、まず、このロードマップにしたがって、作業をすすめていただければ、コンテンツSEOを貴社でも始動させることができます。
ステップ1:ターゲット国とバイヤーの「検索意図」を徹底分析する
ドライブ旅行の前にナビで地図の設定が必要なように、コンテンツSEOの成功にはも事前に地図を用意する必要があります。
そのコンテンツSEOの地図づくりは、「誰に、何を、どう伝えるか」を明確にする分析から始まります。どんなに優れた技術情報を御社がもっていたとしても、その情報を、バイヤー自身が「今、検索している情報」に加工して呈示しなければ、バイヤーに検索で見つけてもらえません。
このステップでは、貴社の製品・技術を求めている海外バイヤーが、どのような言葉で、どのような課題を解決しようと検索しているのかを掘り下げます。
商談につながるバイヤーの「ペルソナ」設定と課題特定
誰に検索してほしいか、明確になっていますか?
ただ、「海外の企業」に検索してほしい、という漠然としたターゲット設定では、望んだ相手に検索してもらってヒットするコンテンツは作れません。商談につながる、質の高いバイヤーはどんな人なのかを明確にするために、以下の3つの要素を具体的に設定しましょう。
- ターゲット国の選定: 御社の技術が最も高く評価され、市場の需要が高い国はどこか? (売りたいターゲット国と、需要があるターゲット国が一致しているかどうかは、また別問題です。)
- バイヤー企業の特定: どのような業種、規模、組織のバイヤーか?(例:環境配慮を重視する北欧の中堅メーカーの購買担当責任者)
- 彼らの「今、抱えている課題」(バイヤー目線で):
- 展示会では解決できなかった、専門技術のより深い背景からの裏打ち。
- 現状のサプライヤーでは対応できない、新たに発生した特殊な品質基準への要求をクリアしてくれるところはないか。
- コストではなく、自社顧客を大切にしてくれる姿勢と、長期的なパートナーシップと信頼性を構築できるところかどうか。
【重要】 バイヤーが「この課題を解決したい」と検索窓に打ち込むであろう、具体的なフレーズ(検索クエリ)を想像し、リスト化することが、コンテンツ作成の起点となります。
海外向けキーワードリサーチの具体的な手法とツール
ペルソナが特定できたら、次は彼らが実際に使用している検索キーワードをリサーチします。
たとえば、Dorayaki Online Schoolを例にとります。
「Dorayaki make」のような曖昧なキーワードではなく、具体的な商談につながるロングテールキーワードを見つけ出すことが重要です。
具体的なリサーチ手法は多岐にわたりますが、以下のツールを活用し、ターゲット国の現地の検索動向を把握しましょう。
- GoogleChromのサジェスト機能/ キーワードプランナー といった無料ツール、もしくは Ahrefs / SEMrushなどの専門ツール : 競合が獲得しているキーワードや、検索ユーザー(あなたのバイヤーペルソナ)が使用する専門用語などを洗い出します。
- 現地の業界フォーラムやQ&Aサイト : バイヤーが公開の場でどのような技術的な質問や悩みを抱えているかを定点観測します。
※ より詳細な海外向けキーワードリサーチの手順については、こちらの記事【海外SEO成功の鍵:ロングテールキーワードの見つけ方】をご覧ください。
ステップ2:商談につながる英語コンテンツの企画・制作
ステップ1で特定したバイヤーの「検索意図(悩み)」に対し、御社にしか提供できない「答え」をコンテンツとして形にするフェーズです。
海外バイヤーは、自国のサプライヤーではなく、わざわざ遠く離れた日本の貴社を選ぶ強い理由を探しています。
ここでは、単なる英語での情報発信を超え、海外バイヤとの信頼を構築し、商談のテーブルについてもらうためのリスト登録を促す、コンテンツ制作のポイントを解説します。
信頼性を高める「技術・文化の背景」の伝え方
独自の技術や文化を伝える際、スペック表だけでは不十分ということは、あなたも十分理解いただいていると思います。
バイヤーが求めているのは、「その品質がどのように担保されているか」というプロセスへの信頼です。それを、次の手法で表現します。
- ストーリーテリング: 「なぜこの技術が生まれたのか」「3代にわたり何を守り続けてきたのか」という創業の精神や歴史を、具体的なエピソードとともに、米国で好まれるストーリーロジックで紹介します。(ストーリーテリング戦略を学びたい方は、コチラ無料資料ダウンロードください)
- ビジュアルコンテンツ: 言葉の壁を超えるには、写真や動画が不可欠です。職人の手仕事、最新設備の稼働状況、厳しい検査風景など、目に見える証拠として写真で示しましょう。
- ケーススタディ(事例紹介): 既に海外取引がある場合はもちろん、もし海外事例が無くても国内での特殊な課題解決事例も有効です。「どのような課題に対し、どう解決し、どんな成果が出たか」を論理的に整理し呈示します。
これらがあれは、単なる紹介記事ではなく、バイヤーが社内決済を通す際の「安心材料」にもなります。
バイヤーをリストへ誘導する「リードマグネット」の設計
英語webにコンテンツをただ載せただけでは、読んでもらって「ためになった」で終わらせてしまします。それではいけません。
あなたのwebを訪問してくれたバイヤーを集めて、リストを構築しましょう。
具体的には、御社webの読者を次のステップ(リスト登録)へ導くための「リードマグネット(無料の特典情報)」を用意します。
リードマグネットとは、メールアドレスを登録してでも欲しいと思える、付加価値の高い資料のことです。たとえば、
- 技術解説ホワイトペーパー: 「〇〇(貴社の技術)を導入する際のチェックポイント」
- 市場トレンドレポート: 「日本における伝統技術を活用したサステナブル素材の最新動向」
- 限定カタログ・価格表: 一般公開されていない、より詳細な仕様書や取引条件
【ポイント】 コンテンツの最後で、「さらに詳しい技術資料は、こちらからダウンロードいただけます」と促すことで、バイヤー自らが進んでリストに登録してくれる流れを作ります。
※リードマグネット作成の種類やアイデアで悩んだら、コチラの記事も参考にどうぞ
英語でのホワイトペーパー作成や、バイヤーが欲しがる特典の設計は難しそうと思いましたか?
大丈夫、次のステップで、バイヤーに登録したいとおもわせる設計の仕方を学びましょう。
ステップ3:見込み客を逃さない!効果的なメルマガ登録導線の設置とオプトインの設計
ステップ2で用意した魅力的なコンテンツやリードマグネットが、訪問してくれたバイヤーを、確実に御社の「リスト」として手に入れるための仕組みとなるようにしたいですね。 せっかく質の高いバイヤーが訪問しても、登録の仕方が分かりにくかったり、登録後の期待感が持てなければ、彼らにもう一度わたしたちのwebページにもどってきてもらうのは、至難の業だからです。
ここでは、「バイヤーを商談まで育てる」ために、まずリストにはいってもらうための、入り口を最適化するための方法をご紹介します。
Mailchimpで実現するセグメントと自動返信(ステップメール)の設定
獲得したリストを「ただのメールアドレス」で終わらせないために、欧米では著名なMAツールであるMailchimp(メールチンプ)のような仕組みの活用が有効です。
Mailchimp(メールチンプ)で出来ることとしてやっておきたいこととして、たとえば、
- 即時の自動返信: バイヤーが登録した瞬間に、約束した資料(リードマグネット)を自動で送付します。このスピード感が「信頼できるサプライヤー」という第一印象を作ります。
- セグメント分け: 「どの記事から登録したか」「どの技術に興味があるか」によってバイヤーを分類します。これにより、後日送るメールを「一斉送信のメルマガ」ではなく、「そのバイヤーが必要としている情報」にパーソナライズできます。
バイヤーは多忙です。自分に関係のないメールが続けばすぐに購読解除されますが、自分の課題を解決する情報が届き続ければ、御社への信頼は確実に醸成されます。
※Mailchimp等の英語圏のメール配信プラットフォームは、欧米各国、各州の個人情報保護に関する法令へのシステムにも対応しています。なので、Mailchimpを利用することは、セグメント化や、自動化といった機能を利用する以前に、安心してクリーンなメールマーケティングを実施するスタートラインに立てることが大きなメリットのひとつです。
※Mailchimpは、米国東海岸発の、スモールビジネス・オーナーにやさしいMAツールです。そのため、これから海外バイヤーリストを育てる段階にいる、日本企業担当者にも使いやすいのが特徴です。
コンバージョン率を高めるCTA(行動喚起)の設置場所と文言の工夫
記事の中に「どこにリードマグネットを入手する登録窓口があるか」を明確に示す必要があります。これをCTA(Call To Action)と呼びます。CTAは、バイヤーの熱量が高まった瞬間に適切な文言で配置することが重要です。
- 設置場所: 記事の冒頭(解決策の提示)、記事の途中(具体的な技術解説の直後)、そして記事の末尾の3箇所が基本です。
- 文言の工夫: 「メルマガ登録」という言葉ではなく、バイヤーにとってのメリットを強調します。
- (例) 「最新の技術レポートを無料でダウンロードし、プロジェクトの参考にしてください」
- (例) 「海外取引を成功させるための『独自の技術活用ガイド』を受け取る」
このように、登録すること自体がバイヤーの課題解決になるという見せ方こそが、高い登録率(コンバージョン率)を実現する鍵となります。
※リードマグネットの配置戦略に関する関連記事はコチラ
まとめ:自社リストは中小企業の海外展開における最強の武器になる
ここまで、コンテンツSEOを活用して海外バイヤーを惹きつけ、自社リストを構築する3ステップを解説してきました。
- ターゲットの検索意図(悩み)を徹底的に分析する
- 独自の技術や背景にある物語を「信頼の証」としてコンテンツ化する
- Mailchimpなどを活用し、適切な導線でバイヤーをリスト化・育成する
創業から長い年月をかけて磨いてきた貴社の技術や文化には、世界中のバイヤーを魅了する力が必ずあります。しかし、それを「知ってもらう仕組み」と、関係を「継続させる仕組み」がなければ、その価値は届かないままになってしまいます。
コンテンツSEOによって構築された「自社リスト」は、プラットフォームのアルゴリズムや景気に左右されない、御社にとって大きな資産となります。
プロの知見を活用して、最短ルートで海外展開を始動させませんか?
次のステップとして、御社に合わせた2つのスタートガイドをおとどけします。
私たちは、御社の技術や哲学を世界へ届けるために、2つの入り口をご用意しています。状況に合わせてお選びください。
① 【今すぐ本格的に始動したい方へ】
限定10社:バイヤー発掘エンジン90のご提案 90日間で、海外バイヤーを惹きつける「自社リスト構築の仕組み」をプロと一緒に構築する伴走型プログラムです。最短ルートで商談を生み出したい経営者様はこちらから詳細をご確認ください。 ▶「バイヤー発掘エンジン90」の詳細を見る
② 【まずは手法を学びたい方へ】
無料メルマガ:海外メールマーケティング戦略の極意 バイヤーの心を動かすコンテンツの作り方や、Mailchimpの具体的な活用術、GCAが独自におこなっている海外マーケのライブ実況を定期的にお届けします。まずは情報収集から始めたい方はこちらにご登録ください。 ▶ [無料] メルマガ登録はこちら
[…] アクセス数9位 見込み客リスト(メールアドレス)集めをマスターする(完全版) […]