セミナーやイベントの開催1週間前に集客する方法を別記事でお伝えしていましたが、そもそも、その集客できるテーマだったのか、というのが気になりませんか?
あまり人気のないテーマだったから集客できなかったのか、何をすれば、集客できるのか、喜んでもらえるのか、そう考えるに至ったら、この記事がお役に立ちます。
イベントやワークショップ、コンテンツ作成の企画段階で、「なんとなく、自分はこれがいいと思う」とおもって、勝手にテーマを決めてませんか?
そうではなく、「これ、やってほしい」と言ってもらえるものを、やりましょう。
「これ、やってほしい」と言ってもらえるものをつくる手順を、この記事ではお伝えします。
1歩目 直接、顧客に聞く
ズバリ、自分のいまの目の前にいる顧客に、「どんなイベント(もしくは、ワークショップ、メルマガ記事)なら、参加したいですか?」って質問してみましょう。
誰に聞くの?どうやって聞くの?と思われますか?
まずは、直接、ひとりひとりに聞いて回る方法をとります。
リアル店舗なら、来店客にひとりひとり必ず声をかけて聞く。
オンラインでつながっているなら、メールやチャットツールで聞く。
問いかけるときには、つぎにあげるサンプルメールのように、相手にとってメリットのあることを伝え、なぜそう思っているのか、といったストーリーで語り掛けましょう。
ここでは例えば、あなたが接骨院の先生をされていて、メールで意見を募るために、まず送信するメールを書いているとします。
〇〇様
いつもご利用ありがとうございます。その後のおかげんはいかがですか?
お伝えした1分セルフケアをつづけていただいて変化はございましたでしょうか。
よかったら、経過も教えてください。
〇〇様にあってたらいいのですが、万が一、そうでなかったときはすぐ修正の内容をお届けしたいのです。
さて、今日、折り入って教えていただきたいことがありメールをおおくりします。
手前どもでは、「健康寿命を10年伸ばす!」をモットーに、お客様や近隣のみなさまの、健康リテラシーを高めていただいて、いつまでもずっと自分の脚で歩きつづけていただけるよう、セルフケアアドバイスに力をいれています。
毎月、セミナーやワークショップで、健康寿命をすこしでも長くしていただける内容をお届けしたいのですが、いかんせん、自分が専門家のために、お伝えしたいことばかりが多くて混乱しております。
お客様がほんとうはどんなことを知りたいとお考えか、ふとわからなくなってしまったためか、今月のワークショップ「風邪対策」にご参加の方がいらっしゃらず、「インフルエンザで気を使う時期なのになぜお越しいただけなかったのだろう」と悩んでしまいました。
そこで、いつもお伝えしているセルフケア情報をお伝えしたこと以上に実践いただいていて手前どもに「もっとお役に立つ情報をお伝えしたい」というモチベーションをくださっている〇〇様に、ほんとはもっと知りたい、やってみたい、とお考えのことがあったら教えていただきたいとおもいました。
どんなことなら、手前どもにまで足を運んでいただいても聞きたいとお考えになっているか、お教えいただけませんでしょうか?
たとえば、
「孫の受験前のピリピリした家庭の雰囲気をちょっとでもやわらげたい。風邪が流行る時期に、試験を、風邪ひかずに迎えられるようにするには、どうしたらいいか? もし、万が一、風邪を引いてしまったら、どんな風に対応すればいいか、そのときにあわてないようにに知っておきたい」
といったような、内容でかまいません。
当メールへのご返信で、あなたの興味のあられる「セルフケア」や「健康」や「寿命」あたりのキーワードや、気になられていることをお教えいただけませんか。、
お返事にて、あなたからヒントをいただけましたら、御礼に、当店一番人気の〇〇を進呈いたします。
当院の健康寿命を伸ばすプロジェクトに、あなたのご協力をいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
上記のお願いサンプルメールのポイントは、4つあります。
1 イベントやワークショップ開催の大義名分
「健康寿命を10年のばす」ミッションが当事業所にはある、ということを伝えています。
2 どうしてあなたにピンポイントでお願いするのかという理由
当店のVIP顧客だと伝えていて、当方にとってどんな風にあなたがいてくれて嬉しいのか、ということを伝えています。
ここでは、「いつもお伝えしているセルフケア情報をお伝えしたこと以上に実践いただいていて」という表現をしています。
ただVIP顧客って、お金を沢山落としてくださる方だけではなく、なにかしらの心の交流がありますよね。
それはどんな交流なのか、あなたにとって、そのお客様はどう特別なのかを、書いて伝えてください。
受け取ったお客様は、「自分がこんなふうにこのお店から思ってもらえている」とわかるだけで、下記3番目の特典がなくても、お返事をくださることまちがいありません。
3、どんな返事を欲しいかの例を挙げておく
どんな返事がほしいのかを、「たとえば」でお伝えしています。
どうしてこの例が必要かというと、返事を書くとき、箇条書きで書けばいいのか、ながーい文章で書いてもいいのか、という体裁でまず悩みます。
また、自分の悩みを書いていいのか、離れて住む孫に役立つよう娘に伝えられるよう伝え方も聞いておきたい、というちょっと変化球の悩みでもOKなのかどうか、が伝わります(伝え方となると、コミュニケーション講座みたいだけどいいのかな、という遠慮が働きます)。
なので、「どんなお返事でもいい」と、突き放すのではなく、たとえば、をひとつか、ふたつ、書いてお伝えしておくと、返事もそんなにブレのない、想定の範囲内でのお返事をいただきやすくなります。
4、お返事をいただいた感謝の気持ちを特典として先に伝えておく
VIPのお客様は、なにか欲しいから、協力する、という動機ではなく、お店のあなたにいつもお世話になってるからなにか役に立てるなら嬉しい、とおもって返信をくださります。
だから、特典を、なにか無料で進呈したりする必要は必ずしもありません。
むしろ、「心より御礼もうしあげます」だけで、十分通じます。
でも、それでも、あなたが「感謝の気持ちを表したい」というのを表現したいなら、なにか特典をつけるのもいいでしょう。
これは、モノでなくても、あなたが時間を提供するサービス内容の進呈でもかまいません。
できれば、すぐ受け取って頂けるものがいいでしょう。
2歩目 アンケートをとる
メルマガ読者が10名以上集まっているなら、一斉メールで、アンケートをお願いしましょう。
これは、上記1歩目のところで、1対1でお願いしてまわるのと並行して行います。
Mailchimpなら、アンケート機能がありますので、メールにアンケートご協力お願いします、という上記のようなメールを書いて、アンケートページにジャンプしてもらって協力をお願いする方法をとることができます。
Mailchimpでのアンケートの作り方は、udemy教材の「Mailchimp大全」をご覧下さい。
MailchimpではServey機能を使用します。動画教材の第6章が、Servey機能の使い方案内です。
3歩目 返信をくださった人に参加可能な日を聞く
あなたが知りたいことを教えてください、というお願いに対して返信くださった方に、「その内容でイベントを実際に開催する。ついては、あなたにお役に立つようにお話しさせてもらいたいから、あなたが来店出来る日をおしえてください。その日に開催します」と伝えましょう。
その人の都合にあわせて、イベント開催日を設定します。
4歩目 その人を招待する
さあ、イベント概要が固まりました。
イベントのテーマも、開催日も決まりまたしね。
そして、イベント概要をつたえるチラシや、イベント案内詳細のブログ記事、もしくはランディングページもできあがりました。
ここまできたら、つぎ、知りたいことを返信くれて、そして、参加可能な都合をおしえてくれた人に、イベント詳細案内を伝え、参加をおねがいしましょう。
これで、まず、参加者のお一人目を確保です。
あとは集客でやるべきことをやる
そして、あとは粛々と、イベント集客の活動をおこなっていきます。
今回お伝えしたのは、結局、顧客とコミュニケーションをとって、なんでも聞いてしまえ、おしえてもらおう、というやり方です。
これは、有料商品づくりのときも、無料でなにかを提供するときも、同じです。
ひとりでも多くの「興味ある人に届けたい」と思うならば、ぜひ、目の前のひとにきいてしまってください。
あなた一人で、「これがいいだろう」と思い込んでやって、あたるときもあれば、はずれるときもあります。
目の前のお客様に寄り添いつづける方法として、ぜひ、やってみてください。
あなたのイベントを応援します
あなたがこうやってたてたイベントがあったら、その詳細をつくったとき、和田にもメールでおしえてください。
この記事に追加で、あなたのイベント案内URLをご紹介し、応援いたします。