ホームページ完成と納品おめでとうございます。
さて、制作が完成して安心するのは、納品した側だけです。
納品をうけたあなたは、運営者としての活動がここからスタートします。
ということで、ホームページを育てるという観点で運営開始するあなたに、スタート地点でまずやらなければならないことを、この記事ではお届けします。
目次
ワードプレスの使い方を確認する
ブログを投稿する作業だけ行いたい。そんなあなたも、管理画面の使い方の基本的なところは確認しておきましょう。
ナビゲーションのどこから、どういう手順ですすめば写真をアップできるのか、ブログ記事が投稿されるのか。
違うカテゴリでの投稿ができるのか、など、しくみをざっと学ぶと、投稿のたびごとにウロウロしなくていいです。
納品をうけるときに、制作会社さんから、投稿の仕方、管理画面のレクチャーを受けられるといいですね。
そのレクチャーの後、それでも自分ひとりで作業をするときに不安がでるようだったら、次の書籍が、ワードプレスの初心者のあなたにはおすすめです。
わたしも、この第2版で最初学びました。
人気の書籍なので、改定がきちんと重ねられています。書籍を購入されるときは、最新の版を購入されることをおすすめします。
いちばんやさしいWordPressの教本 第6版 6.x対応 人気講師が教える本格Webサイトの作り方 (いちばんやさしい教本シリーズ) 単行本(ソフトカバー) – 2023/4/25
ブログの投稿スケジュール決定
ワードプレスでホームページを作成したのは、情報を投稿し、見込み客からの信頼を得るホームページを育てるためです。
ブログは、書きたいときに投稿する、というのはいけません。
理由は、Googleのアルゴリズムが、「定期的に、継続的に」投稿されるのを好む傾向があるからです。
アルゴリズムのことについては、この記事で詳しくお伝えしています。
SEOをこれからスタートする人のためのガイド—SEO効果を高めるための7つの秘訣—
なので、まずご自身に「いつ書く・どの頻度で書く」というのを決めて約束してみてください。
たとえば、
・毎日投稿する。そのために、毎日始業前1時間を、ブログ執筆にあてて投稿する
・1週間に1度投稿する。そのために、月曜日の午前はブログ執筆にあて、月曜日の夕方には予約投稿をしておく。
といった具合です。
ポイントは、「どの頻度で投稿するか」を決めるだけではなく、「その投稿をするための執筆をいつするか」を決めることです。
さらに、「執筆の時間帯を、あなたのスケジュール帳に書き込む」ところまでやってください。
この3点セットがこの段階での作業では必要です。
おさらいしましょう。
・ブログの投稿頻度を決める
・そのブログを書く曜日・時間帯を決める
・あなたのスケジュール帳に、上記で決めた時間帯をブロックする
わたしは、Googleカレンダーに、「繰り返し」機能をつかって、予定を入れてずっと先まで時間をブロックしています。
メールアドレス収集
メールアドレスの収集も、ホームページでリードマグネットを配布するランディングページを付属させるなどしてしくみをつくっておられるとおもいます。
まず、メールマガジン登録者を10名、集めてください。
すぐ、やりましょう。
やり方は、「知り合いに、〇〇という情報発信のメルマガ配信を計画してるんだけど、登録してくれない?」とダイレクトに、メールアドレス登録作業をお願いする方法です。
メールで頼んでもいいでしょう。
直接会って頼むのもいいでしょう。
電話で頼むのもいいでしょう。
10名規模です。商売をやろうというあなたなので、必ず1日で集められるはずです。
まずやってください。
メールマガジン1通目を配信
メールマガジンの配信は、「人が集まってからスタートしよう」って、悠長に構えてませんか?
上記のステップでメルマガ配信先を10名様確保しました。
メルマガ配信を、さっそくはじめましょう。
ということで、1通目を、すぐ配信しましょう。
今日から2日以内に、「はじめまして!」をお送りしましょう。
ひきつづき、メールマガジン登録者を100名まで集めるプロジェクトを実施してくださいね。
100名集めるプロジェクトの実施方法のブログ記事はコチラ
メルマガの配信スケジュール決定
1通目のメールマガジンを送信したら、次に、定期配信のスケジュールを決めます。
たとえば、1週間に1通とか、1カ月に1通といった具合です。
「不定期で配信します」と逃げてはいけません。
不定期で配信すると宣言してしまうと、結局、2通目の配信は無くなってしまいます。
そうではなく、メルマガ読者がもう10名以上いてくださる環境にいるわけです。
登録してくださっているのは身内だけだから、とか、ご自分を卑下しないでください。
あなたを応援して登録してくださった方に失礼です。
ぜひ、こころを込めて、メルマガ読者になってくださったその10名強の方の顔を思い浮かべながら、お役立ち情報を書いて、配信開始してゆきましょう。
配信スケジュールを決めたら、次です。
ブログの向こう3か月分の投稿テーマ策定
ブログの執筆スケジュールだけ決まっていたとしても、その執筆時間に「何を書こうか?と手が止まってしまったら、結局ブログ執筆のための時間ブロックが死んでしまいます。
執筆の手がとまることの最大の要因は、「何を書いていいかわからない」からです。
そんな状態を招かないために、先にテーマを決める時間をつくりましょう。
2時間程度ブロックしてみてください。
そして、コンテンツ計画をたてましょう。
コンテンツ計画のたてかたの手順は、コチラのブログ記事を参考にしてください。
メルマガのむこう3か月分の配信内容テーマ策定
メールマガジンも、コンテンツ計画をたてましょう。
配信当日にあわてずすむよう、向こう3か月間の、配信テーマを先に決めておきましょう。
ちなみに、和田は、Maichimpの自動配信と、ワードプレスのブログ記事とを連動させ、ブログの最新情報をメルマガで週1回勝手に流れるように、自動化しています。
Mailchimpでブログ記事を自動配信する設定方法はコチラのブログ記事から
なので、メールマガジンのコンテンツ計画は行っておりません。
でも、この方法をやりたくない、メールはラブレターだから愛を込めたい、と考えて、メールマガジンを書いておられる受講生さんもおられました。
だから、自動配信か、手動でもブログと同じ内容をメルマガで配信するのでなければ、コンテンツ計画をたててください。
そのために、まず、コンテンツテーマを決定するための時間を、あなたのスケジュールのなかでブロックしましょう。
イベントスケジュール策定と告知スケジュール決定
「定期的にイベントや勉強会、ワークショップなどをやりたいけれど、やりたいというお客様があつまってからやります」って、あなた考えてませんか?
ダメです。
まず、イベントを立ててください。
そのうえで、イベントに興味のあるひとを集める作業を行います。
「興味があるひとがいたら、イベント開催を立案する」というままだと、いつまでたっても開催できません。
だって、お客様や見込み客様は、「イベントがあるのかどうかさえわからないから、声のあげようもない」わけです。
最初は、もしかすると、「1人しか集まらない」ということもあるかもしれません。
でも大丈夫。安心してください。
開催が2回目、3回目、5回目と、回を重ねると、集客もぐんと楽になってきます。
そういうものです。
もし、毎月開催しているのに、1年たっても、毎回1人しかあつまらないようだったら、和田までご相談ください。
なにをやるべきか、クリニックさせていただきます。
さあ、初めてイベントを立てるあなたは、来月のイベントをまず立ててみてください。
そして、徹底して告知活動を展開しましょう。
・ホームページ
・メルマガ(最低3回は、プロモーショナルメールを書いてOKです)
・来店者や既存顧客、名刺交換先 など
・家族や友人、友人にリアルで
・個人のSNS(しつこく何度も)
・知人にSNSやメール経由で
家族や友人、知人、個人のSNSについては、「~~という人に向いているイベントだから、あなたの周りで困っている人がいたら、ぜひこのイベントを紹介して」と伝えると効果があがります。
紹介依頼のメールの書き方はコチラからご案内してます。
Googleビジネスプロフィールの設定と更新のスケジュール策定
特に地域密着でビジネスをやっておられる方には、Googleビジネスプロフィールの整備は必須です。
ホームページが完成したら、すぐに着手してもいいぐらいの、重要案件です。
Googleビジネスプロフィールの登録と情報設定の方法については、コチラの記事をご案内します。
設定がおわったら、こちらも、定期的にメンテナンスしてあげてください。
自社ホームページのブログ記事ほど頻繁に書く必要はありませんが、最新情報は載っている、ぐらいの気配りは必要でしょう。
最低3か月に一度の情報更新はこころがけるよう、更新スケジュールをブロックしてください。
なお、お客様の声を、Googleビジネスに集めるのも、SEOには有効です。
お客様の声を、他のツール、たとえば紙や、他のSNSに投稿くださる人に、なにかリアルでプレゼントをお渡しして、Googleビジネスプロフィールの方にも、追加でレヴューを投稿してくださるようお願いするのもひとつの手ですね。
顔をみている方なら、「書くぐらいいいですよ」と気軽に言ってくださる場合が多いですので、とにかくお願いしてみましょう。
わたしも、先日、「お客様の声を書いて下さったら千円割引します」というペンションオーナーさんの提案をうけ、「すぐ書きます」とその場で投稿した、という経験をしました。
後から書いてください、だと、互いに忘れますので、「いますぐ割引するから、いますぐ書いて」とか、「いますぐ食べられるお菓子を進呈するから、いますぐ書いて」というのはお勧めです。
メルマガ配信システムの使い方確認
メールマガジン配信システムは、特に時間をかけて学ばなくてもいいかもしれませんが、もしあなたがMailchimpを選択されているなら、和田がudemyで公開しているMailchimp使い方動画教材をざっとご覧いただくことをおすすめします。
育てるのはここからです
ホームページが完成したら、ここからが、あなたが手をかけて育てることが始まります。
手をかければかけるほど、コンテンツ配信というのは、あなたの顧客獲得に貢献してくれます。
だから、コツコツとつづけましょう。
もし、ブログ更新やメールマガジン配信が、ほんとうにどうしようもなく忙しくて1回スキップしてしまう、ということが発生するかもしれません。
でも、それでも、「あー、やらなかった。失敗した」と、そこからやめてしまわないでくださいね。
気落ちせず、気持をリセットして、ふたたび翌週からまた配信をはじめればいいだけです。
コツコツ、つづけたものが勝ちます。
1歩1歩、大切にすすんでいきましょう。
もし、コンテンツ配信や、Mailchimpの運用で、手がたりなくなったり、アイデアが枯渇したら和田のサポートサービスをご利用ください。