独自構築の通販を手軽に始めることができるShopifyなどの通販プラットフォームは、決済機能だけでなく、在庫管理、顧客管理もでき、拡張性もあるため、オンライン販売を行う事業者に広く利用されています。
購入者の管理もある程度できるため、オンライン店舗運営は、通販プラットフォーム利用だけで十分と考えておられる方もいらっしゃるでしょう。
でもちょっと待って。
せっかく顧客リストをもっているなら、顧客とともに自らも成長し、強固な信頼関係を築くしくみを、オンラインでも築きたいと思っていますよね。
オンラインだから、ぬくもりの通わない、機械的な対応しかできないから、顧客とより強いきずなを築くなんて無理、だなんておもわないでください。
実店舗のように、顧客の行動を汲み取った、クロスセル、アップセル、ロイヤリティープログラムを実行することができるだけでなく、それらをオートメーションで行うことができるようにMailchimpと統合させて働かせることができます。
この記事では、Mailchimpと統合することでShopifyなどの通販プラットフォームからの売り上げを伸ばすことができる施策を3つご紹介します。
ここでは、売上の公式を次のように規定しています。
売上=客数×客単価×購入頻度
1、客数を伸ばす
通販プラットフォームとMailchimpを統合させるとなぜ売り上げが伸びるのかの、ひとつめの理由は、売り上げの公式からみたとき、客数を伸ばす施策を実行できることにあります。
それとは、かご落ち対策。
かご落ちとは、ECサイトで、商品をカートにいれたにもかかわらず購入にいたらなかった顧客の行動を指します。カート放棄ともいわれます。
このカート放棄した人を、購入手続きまですすんでもらうと、「顧客数」が増えることになります。(既存顧客であれば「購入頻度」をあげることになりますがここでは、顧客数ということにします)。
カートに商品をいれたにもかかわらず、決済手続きに進まなかった人の理由はさまざまにありますが、「カート放棄」した人に再度カートまでもどって決済完了までの行動をしてもらうための背中を押すことがマーケティングオートメーションで実行可能です。
たとえば、Shopifyには標準で、かご落ちの人に対して、「カードに商品が残っている」というリマインドを自動で送る機能がついています。
でも、この機能を、さらに丁寧に場合分けして、カート落ちの人をフォローするする自動の仕組みをMailchimpと統合するとつくることができます。
たとえばこんなふうに。
カート落ちの自動リカバリーの具体例:
- 顧客が商品をカートに入れたものの購入に至らなかった場合、1時間後に「お忘れではありませんか?」というリマインドメールを自動送信。
- 24時間後、未購入なら期間限定の10%オフクーポンを付与した再フォローメールを送信。
- さらに未購入なら、48時間後に「この商品を見た他の人はこんな商品を購入しています」というおすすめ商品メールを送る。
結果:
この自動シナリオにより、放置されたカートの20〜30%が回収できたという例があります。
人の手を介さず、カート落ちをフォローアップしてくれるのは、きめこなかなMAを利用するからできることです。
2、購入頻度をあげる
実店舗では、来店頻度をあげてもらう、来店間隔を短くしてもらう、次回来店予約をとり来店を確実にしてもらうといった施策は当たり前です。
同じようにオンラインショップでも、購入頻度をあげてもらう、リピート購入の間隔を短くしてもらう、次回購入予約してもらうことは大切です。
これを地道におこなうことで、同じ顧客リスト数でも、売り上げは確実にあがります。
この施策をきめこまかに行うのは、Mailchimpでできる、リピート客むけのパーソナライズ対応メールです。
Mailchimpと統合することで可能になる通販プラットフォームからの売上強化ポイントは、購入履歴をもとに、顧客ごとに最適なタイミングで再購入を促すメールを自動化できる点です。
具体例:
周期を維持、周期を短縮化
シャンプーやサプリメントのような定期的な消耗品を扱う場合、顧客の気持ちにまかせて、ただ待っているだけでは、次の購入時期が来た時に、もしかして他のショップやブランドに浮気されてしまうかもしれません。そこで、もし、顧客の購入間隔が30日だったとすれば、購入30日より少し前に「そろそろ買い足し時では?」というリマインドメールを自動で送信できるように設定することができます。そのメールの中に、購入リンクが含まれていると、より親切ですよね。「あの人はいつも1カ月に1回買ってくれる」というのを、ただ待っているだけでなく、「逃さない」うえに、そしてさらに踏み込んで「30日間隔を25日間隔にする」ことさえできます。
浮気を防止
また、一定期間購入がない顧客にも、戻ってきてもらえるように、自動でフォローアップする仕組みをMAで構築しておくことができます。たとえば、上記のようにいつもなら30日周期で買い物してくれた人が、60日たっても購入がない場合に、「最近お会いしていませんね」というリマインドメールを送信し、もどってきてもらえるような特別オファーを送信することで、よりを戻すことも可能です。
好みを把握してリピートしてもらう
顧客の立場とすれば、「自分のことをよくわかてくれている」と感じることこそ、大切にされていると心くすぐられるものです。それと同じことを、オンライン上でも行うことができます。
これは簡単なMA例ですが、MA強化したからこそできます。たとえば、茶道具で抹茶茶碗を購入した人向けに、同じ作家さんの新作品シリーズが出たことを、「新作茶碗の先行販売」のお知らせを自動送信することができます。
結果:
リピーターの購入頻度が向上し、LTV(顧客生涯価値)が向上するだけでなく、離れようとする顧客を引き留め、結果としてLTVを高めることも可能です。
3、顧客単価をあげる
クロスセル、アップセルは、実店舗では当たり前です。
オンラインでも、Mailchimpと統合することで、これらは自然に行えます。
顧客の購入履歴に応じたパーソナライズ化がMailchimpでできるからです。
具体例:
セット商品、関連商品であることをすすめる
たとえば、実店舗でも、シャンプーを購入する顧客に、「セットのトリートメント商品」をおすすめするのが親切ですし、もしセットで購入くださったら、顧客単価があがります。
オンライン店舗でも、同じことができます。シャンプーを購入してくれる人に、「この商品を購入した人はこんな商品も購入しています」や「一緒に購入されることが多い商品」といったセクションを設けて、平均注文金額の向上を狙うことができます。そのうえ、通販プラットフォームとMailchimpと連携することで、「トリートメント商品の購入忘れはありませんか」というクロスセルメールを送ることもできます。
また、アップセルも、Mailchimpで、購入した体験(商品)の補完の位置づけにある商品をすすめることができます。たとえば、血圧を気にする方むけのサプリメントを購入された方に、プラスα、血液をサラサラにする効果が期待できるサプリメントをすすめるといった具合です。
ロイヤリティーを強化する
一人の顧客の購入金額を高くするには、ロイヤルカスタマーに対して、特別の案内を出して「購入品数」「購入単価」を増やしてもらう活動が最も有効です。
ロイヤルカスタマーの定義は、事業所によってさまざまですが、たとえば顧客の購入金額に応じて、「VIPのお客様だけ特別に次回購入時10%オフ」や「お得意様むけの先行案内」とか「お得意様特別ポイント2倍」など、ロイヤルカスタマー向けの特典を自動で付与することができます。
まとめ
Shopifyなどの通販プラットフォームとMailchimpを統合することで、たとえば
✅ カート放棄の回収で、売上の取りこぼしを減らすことができる
✅ リピーターの購入促進で、LTV向上させることができる
✅ パーソナライズドなオートメーション構築で、顧客ごとのお知らせ最適化で売上アップ
といった形でMAの力が強化され、売上最大化が実現できます。
マーケティングオートメーションは、あなたの通販事業に合わせて、より細かい戦略をカスタマイズできますが、初めてやるなら、まずは「カート放棄防止」「リピート購入案内」「購入履歴に基づくおすすめ配信」のこの3つを導入することで、大きな成果が期待できますよ! 🚀
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