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SWOT分析の限界と批判

2023年11月29日 by 和田 美香

SWOT分析は、シンプルで強力なツールだと、他の記事でずっとお伝えしてきました。しかし、万能で唯一のツールではありません。

SWOT分析がかかえる欠点と限界、SWOT分析が受けている批判も知っておいてください。

目次

  • SWOT分析の限界
    • 1-1 主観的である
    • 1-2 特定されるものが限定されている
    • 1-3 実行可能な戦略の欠如
    • 1-4 時間的・資源的制約
  • SWOT分析への批判
    • 2-1 限られた予測力
    • 22  複数の目的を扱うことができない
    • 2-3 組織がSWOT分析に過度に依存しすぎる
    • 2-4 柔軟性に欠ける
    • 2-5 四象限の限界
    • 2-6 ステークホルダー視点の考慮不足
    • 2-7 現在に焦点を当てた限定的なもの
    • 2-8 明確な指示の欠如
    • SWOT分析のネガティブな面をなぜみてきたか

SWOT分析の限界

1-1 主観的である

SWOT分析は、分析プロセスに関わる個人の主観的な意見や視点に依存しています。

そのため、偏りが生じ、真に客観的な評価を得ることが困難になる可能性があります。

1-2 特定されるものが限定されている

SWOT分析は、組織の強み、弱み、機会、脅威を特定しますが、それに視点が限定されるのも事実です。

SWOT分析は、内的・外的要因を幅広く把握することができます。

しかし、組織に影響を与える関連要因のすべてを把握することができない場合もあります。

特に、より複雑で急速に変化する環境では、組織に影響を与える関連要因をすべて把握できません。

この限界の一例が、世界的な金融システムの崩壊です。

2008年、多くの金融機関でもSWOT分析を実施していました。

彼らは、高い資本準備や健全なリスク管理の実践など、内部の強みに焦点を当てたSWOT分析を行っていました。

しかし、彼らは、銀行間の相互接続性の高さや、世界的な金融システムの崩壊の可能性、他の関連する要因として住宅市場の崩壊の可能性などを把握することができなかったのです。

このように、焦点をあてる分析の範囲が限定されていたため、銀行業界が直面する真のリスクを理解することができなかったとうこともありました。

1-3 実行可能な戦略の欠如

SWOT分析では、目標達成のための戦略を特定することはできますが、その戦略を実行するための具体的なアクションステップを提供するわけではありません。

なので、意思決定プロセスにおいて、SWOT分析の結果を効果的に活用することが困難になるのも否めません。。

たとえば、SWOT分析では、さまざまな内的・外的要因を特定しますが、それらの要因に必ずしも優先順位をつけることができません。

そのため、組織はどの要因が最も重要で、どの要因に取り組むべきかを判断することが、意思決定者にゆだねられます。

1-4 時間的・資源的制約

SWOT分析を徹底的に行うには、時間とリソースを要することがあります。

特に、大規模で多様な人々の参加を必要とする場合は、時間と人的資源が必要です。

これは、時間や資源が限られている組織にとっては、制約となる可能性があります。

SWOT分析への批判

ここでは、SWOT分析に対する批判をいくつか紹介します。

2-1 限られた予測力

SWOT分析は、組織の現状を見る回顧的なツールです。

強い予測力はなく、将来の傾向や変化を正確に予測できない可能性があります。

22  複数の目的を扱うことができない

SWO分析は、強み、弱み、機会、脅威を1つのセットで特定するためのシンプルなツールです。

複数の目的を持つ組織や、複数の目標を達成しようとする組織では、効果的でない場合があります。

2-3 組織がSWOT分析に過度に依存しすぎる

組織がSWOT分析に過度に依存しすぎてしまい、他のもっと効果的な分析方法の活用を検討しないことが多いという批判もあります。

これは、強み、弱み、機会、脅威に焦点を絞ることになり、ということで、総合的でない戦略になってしまう可能性があるというのです。

2-4 柔軟性に欠ける

SWOT分析は構造化されたツールであり、組織はさまざまな要因を、内的・外的といったあらかじめ決められたものに当てはめる必要があります。

このため、柔軟性に欠け、複雑なからみあった要素や変換が急な要素を考慮できない場合があります。

2-5 四象限の限界

SWOT分析で使用される4象限の枠は、あまりにも単純化されすぎていて、複雑な環境を表し得ないとの批判があります。

組織に影響を与える要因を単純化しすぎることにつながり、その結果、戦略に無理が生じる可能性があるというのです。

2-6 ステークホルダー視点の考慮不足

SWOT分析では、組織自体の視点に焦点を当てることが多く、各ステークホルダーの視点が十分に考慮されていないという意見もあります。

たとえば、顧客や従業員、サプライヤー、株主は、それぞれ独自の視点を持っているにもかかわらず、十分に考慮されないことがあります。

その結果、これらのステークホルダーのニーズや目標と、組織自体が一致しない戦略をとることになりかねません。

2-7 現在に焦点を当てた限定的なもの

SWOT分析は、組織の現在の状況に目を向けるものです。

ですが、異なる戦略の長期的な影響については、十分に考慮されません。

その結果、持続可能でない戦略や、将来の課題や目標に十分に対応できない戦略になってしまう可能性があります。

2-8 明確な指示の欠如

SWOT分析では、さまざまな内的・外的要因を特定することができますが、組織が従うべき明確な方向性を示すとは限りません。

そのため、組織がSWOT分析の結果を意思決定プロセスで効果的に活用することを難しくしています。

SWOT分析のネガティブな面をなぜみてきたか

SWOT分析に対するこれらの欠点や批判を知っていただくことで、あなたがリーダーとして活用するSWOT分析ツールを、プロジェクトマネジメントや戦略立案のツールとしてうまく活用いただけるようになること願っています。

限界がわかっているからこそ、受ける批判を知っているからこそ、他のツールとの組み合わせや、包括的な視点にたった分析のための手立てを得ることができるからです。

シリーズでお伝えしてきたSWOT分析の記事は、これで終わりです。

Udemyに、小テストで理解を確認できるレクチャーを含んだ動画教材もございます。

ぜひご活用ください。

Filed Under: 事業戦略 Tagged With: SWOT analysis

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