OpenAIとしてのChatGPTが一般でも利用できるようになったのが2022年11月。いまでは、AIにあらゆる方面の問いかけをすることができ、時間効率化や生産性向上を目的に、うまくAIと対話したいビジネス利用者向けの、プロンプトエンジニアリング講座が花盛りです。
ここまでくると、マーケティング分野では、プロンプトエンジニアリングさえうまくできれば、戦略立案といった上流工程からコンテンツ作成といった下流工程まで、OpenAIがすべてやってくれるぐらいの雰囲気になってきています。
和田も一時期悩みました。
AIが出てくる以前は、戦略立案から、ネタだし、目次づくりなど、マーケターの価値を発揮するのはココだと考えていた多くの箇所において、ChatGPTに問えばさっくり次へとすすめるからです。
ということで、この記事では、現段階で和田が考える、OpenAIでは補うことができない砦はどこかについていま考えていることを述べます。
結論としては、その補うことができないのは、「顧客の生の声」だと今は考えており、記事後半でお話ししています。
AIで補える箇所
まず、いまAIをつかって作業をすすめられると思われる箇所をあげてみました。
戦略立案のためのフレームワーク
・市場についての需要を調べる
・3C分析(自社・顧客・競合)
・4P分析(製品、価格、流通、宣伝)
・4C分析(価値、利便性、費用、コミュニケーション)
・SWOT分析
・STP分析(細分化、絞り込み、立ち位置)
商品設計のためのフレームワーク
・ペルソナ設定
・ニーズ、ウォンツ、ベネフィット
・AIDMA,AISAS,AISCEAS
・カスタマージャーニー
・アンケート項目作成
・クチコミ分析
・コンセプトの具体化
・商品名
プロモーションのためのフレームワーク
・プロモーション戦略立案
リード獲得のプロセス
・ランディングページの構成案
・キャッチコピー
・SEO対策のキーワード抽出
・コンテンツ作成の要素抽出
・SNS投稿の構成案
リードナーチャリングのプロセス
・顧客階層別の施策
メールマーケティング
・メールの件名
・メルマガ投稿文の作成
動画教材制作と販売
・ネタ出し
・カリキュラム作成とブラッシュアップ
・スライド作成
・スクリプト作成
・音声生成
・画像生成
など。
あなたにも、「ここでもAIをつかってプロンプトを独自に作成している」というマーケティングにおける項目が、ほかにもあるとおもいます。
よかったら、コメント欄で和田にもおしえてください。
AIで補えない箇所
OpenAIが働く糧は、過去に存在するデータです。
そのAIでは補えない箇所とは何かを考えたら、「顧客の生の声」にゆきつきます。
たとえば、先日、ビジネスカラー決定のプロセスを学ぶ講義を受けていたのですが、その講義のなかで扱われている事例は、ナイキやコカコーラでした。
その講師の気持ちはわかります。
ビジネス目的の講義で、生の事例を扱うのは、講師にとっては結構大変なことだからです。
なぜなら、目の前の企業の事例をとりあげて「いい/わるい」なんて、公開の場所で発言できないからです。
よほど信頼関係がある場合のみ「いいよ、うちの名前だしてくれて。むしろ、いい風に改善できるいい機会になる」と言ってくださることは、容易に想像できます。かなり、希少でしょう。
でも、ビジネスカラー決定のプロセスを学ぶ、駆け出しの者にとって、ナイキやコカコーラのような大きな企業を扱うことはほぼありません。
もっと、身の丈にあった企業事例を扱う、決定プロセスを生事例としてさらしてくれたほうが、もっとわかりやすいのに、と一方で考えてしまいました。
このように、必要な「事例」や「顧客の声」をOpenAIは、プロンプトで問いかけると、拾ってきてはくれます。
しかし、拾ってきてくれるのは、生の声ではありません。
ここは、あなたが、足で稼いで、創出する箇所になります。
お客様の生の声は、今後、特にコンテンツマーケティングで重要なポジションを占めると考えられます。
たとえば、顧客インタビューで、OpenAIでは「インタヴュー質問項目」を一緒に考えてくれるなど一部末端作業は補ってくれますが、マーケティング活動を実施しないと手に入れることができません。
サーベイ実施・結果と分析も、顧客の生の声を表すコンテンツになります。
有料講義や、動画講座などでも、受講生からよくある質問で「失敗事例を教えてください」というのがあがってくるのも、ここでしか得られない生の声を聞きたい、という欲求が普遍的であることを示しています。
忙しくて手がまわらないはもう通じない
お客様の声をあつめたり、顧客インタヴューを行うことは、マーケティング活動において非常に重要です。
和田も、リアルでも、動画教材でも、あちこちで、お話ししてきています。
重要だとわかっていても、それでも「忙しくて、なかなか手が回りません」という経営者さんの声がかえってくることもしばしば。
いいえ、もう、そうは言っていられません。
忙しい作業のうちで、AIに任せられるところは任せてしまって時短を図り、あなたしかできない「顧客の生の声をあつめて表現する」作業に着手しましょう。
あなただけができることを求める人との出会いは、顧客の生の声にかかっているといっても過言ではないのです。
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