自社でホームページ制作を外注する場合としても、発注する自分しか決められないことが、あります。そのひとつが、ドメイン名です。
このドメインを決定することは、初めての人にとっては、「とても重要」なところのように感じられ、かつ、とてつもなく時間をかけて楽しんでしまえるところでもあります。
でも、ズバリ、言いましょう。
ここで時間をかけたからといって、あなたのホームページからの売り上げが増えるわけではありません。あなたの満足があがるだけです。
だから、ここは、初めての作業の醍醐味を少し味わうぐらいにして、サクっと終わらせて、あなたの貴重な時間資源を無駄づかいせず、次へ進んでいただきたいのです。
この記事では、初めてドメインを決めようとするあなたが、つまずいて時間を喰いそうなところをお伝えし、そこをさくっと乗り越えて、あなたのドメイン名決定と、取得までゆけるところまで、ご案内します。
目次
1、そもそもなぜ発注側がドメインを取得したほうがいいか
どうして、ドメインの取得と、のちにもお伝えしますが、レンタルサーバーの契約も、自前で行ったほうがいいのかを最初にお伝えします。
理由は、ドメイン取得とドメイン管理を、制作会社の名前で行うことは、ドメインはあなたの事業の所有ではなくなるからです。
このことがどんなデメリットをもたらすかというと、万が一、制作会社が営業しなくなったときに、ホームページも消えてなくなってしまうリスクがあることです。
ホームページは、事業を長期にわたって安定して経営する目的で運用するものです。
なので、ドメイン契約とレンタルサーバー契約は自社保有しておいたほうが、安全です。
なぜなら、制作会社がかわっても、自社保有の情報資源として、メンテナンスしてもらえるところさえ変更すれば、大きな契約ごとの変更やいざこざがなくても、保有し続けることができるからです。
2、ドメインの文字列を検討する場所
検討するに適したところとして、ドメイン管理会社の運営するウェブサイトを2つご紹介します。
ムームードメイン
https://muumuu-domain.com/domain/search
お名前ドットコム
上記URLのなかの検索窓で、検討したい文字列を打ち込んでみてください。
すると、「すでに利用されていて、あなたが取得できない」と結果をみることもできます。
また、その上、「ドットcomは無理でも、ドットlinkなら可能」といった具合に提案してくれる内容も見ることができます。
3、まずは好きな文字列を検索してみよう
では、まずは、気になる文字列を検索してみましょう。
おすすめは、店名、サービス名など、「ブランド価値としての文字列」をまず入れてみてください。
もし、複数の英単語で構成されるフレーズが気になるようでしたら、それでもOKです。
文字数は少ないほうがよいです。
ですが、長くてダメということはないためです。
理由は、いまはQRコードやリンクからのクリック、あるいはキーワード検索であなたのホームページにアクセスすることになるため、文字列を直接閲覧者がアドレスバーに打ち込むシーンは少ないためです。
だから、あまりここで、長時間悩まないで、文字列をあれこれいじりまわして、時間ばかりをここでとられないようにしてください。
4、文字列を短くするアイデア
それでも、自分の意味を込めたいサイト名は文字にすると長すぎるとか、欲しいブランド名がどうしても他に使われていていい文字列がみつからない、という悩ましい場合も発生するときは、こんなアイデアを、検索入力で試してみてください。
4つあります。
・音を数字におきかえる。たとえば、ゴーは5.ヅやツの音は2、といった具合です。
・頭文字だけをとる Japan Railwayが、JRという会社名になった具合です。
・ハイフンをつかう azuki-life.comも、小豆と生活をハイフンでむすんだドメイン名です。
・複数単語を組み合わせる 弊社salonopenも、salonとopenをドッキングさせてつくった造語ドメインです。
5、ドメインの種類は気にしなくてもいい
上記紹介した、お名前ドットコムやムームードメインで、欲しい文字列を検索していると、ドメインの種類を変えれば取得できるよ、と提案をしてくれる場合があります。
たとえば、kiduki.comはだめだけれど、kiduki.linkならいいよ、という具合です。
この場合、ドットの後のドメインの種類は、取得でき、かつ、意味をあなたが込めることができればなんでもかまいません。
ドメインの種類が、検索結果に影響を及ぼすこともありません。
たとえば、弊社がもっているドメインの種類で、ドットlinkを取得しているサイトがあります。
ここには、「つながりをつくる場所」という店舗の意味を、ドメインの種類に込めました。
先日は、この説明を聞いて、接骨院さんが「ドットheip」のドメインの種類を取得されました。
という具合に、会社ホームページはco.jp 組織ならor.jp 学校ならac.jpぐらいは決まっていますが、それ以外の事業やサービスのホームページをつくるなら、なんでもかまわないので、あなたの意味を込めたい種類をみつけてみてください。
ここでも、ドメインの種類に意味を込めるのが楽しすぎて、時間を過ごしすぎないようにしてくださいね。
6、文字列は会社名にしなくてもOK
文字列は、会社名や、サイト名、店舗名にわざわざしなくてもかまいません。
たとえば、代表的なサービスや商品の名前を、ドメイン名にしてもかまいません。
理念を、ドメイン名に込めてもかまいません。
また、1つの会社に、ホームページをひとつしか持ってはいけない、という法則もないので、会社名や事業名にこだわる必要はないでしょう。
ウェブサイトは、訴えたいものを1つメインにもつなら、それだけで1つウェブサイトを建てることがおすすめです。
だから、複数事業を持っているなら、物販と店舗といった違った種類の売上の柱があるなら、別にする、ということも、ぜひ検討してみてください。
検索結果にとって良い結果をもたらすのは、分けたほうがいいのか、一緒にしたほうがいいのか、制作会社さんもきっと一緒に考えてくれます。
ドメイン名を1時間以内に決めよう
ドメイン名決定にまるまる1週間もかけたクライアントさんがいらっしゃりました。
その方は、サービス名から考えておられたようなので、いっしょに考えながら、対象を絞り込んでゆかれました。
もし、事業対象、事業サービスの内容の絞り込みを同時に行うでないのなら、1~3時間程度で、ドメイン名を決定し、契約申し込みまでしてしまってください。
クレジットカード決済なら、即、申込み後あなたのドメインになります。
もし、事業やサービスの提供対象や、サービス内容の絞り込みを、ひとりでやりきれない、壁打ちの相手が必要というときは、和田との相談サービスもどうぞご利用検討ください。
[…] 理由は、ドメインの記事でもお話ししたことと同じです。 […]