小規模事業者がホームページ開設のときレンタルサーバー契約をどこでするといいか?
情報発信型のホームページ開設のとき、フリーランスや個人事業主の方には、
エックスサーバー(X-server)の「スタンダードプラン」の契約をして利用開始されることを、和田はおすすめしています。
サーバーはどこで借りたらいいですか?というご質問を、ホームページ開設される方から必ずいただきます。
この記事では、どうして和田は、X-serverをすすめているのか? ほかの安いサーバーが気になるんだけれどなぜダメかという疑問のある方に、お伝えします。
目次
自社で契約してほしい理由
レンタルサーバーも、自社で契約していただきたいです。
理由は、ドメインの記事でもお話ししたことと同じです。
web管理会社が契約したレンタルサーバーに、あなたの事業のホームページが格納されていたとしたら、そのweb制作会社が倒産したり事業取引ができなくなった場合、あなたの会社のホームページは利用できなくなってしまいます。
始めるときは、未来に夢がいっぱいなので、取引先と取引ができなくなることなんて考えられないかもしれません。でも、和田がたった15年事業をおこなってきているなかでさえ、現実にたくさん見聞きしてきたことです。
事業取引が物理的にできなくなるときだけでなく、事業取引をしたくなくなるときだって、出てくるかもしれません。
なので、ドメインも、そしてレンタルサーバーも、自前で契約してください。
そして、あなたの契約するサーバーのなかで作業を行っていただく相手先様とは、秘密保持契約と、業務委託契約を、交わしておかれることをおすすめします。
どうして安くないX-serverと契約すべきなのか?
X-serverのスタンダードプランは、月額およそ1000円程度の費用が継続的にかかります。
スタートアップのときは、「まだ儲けてもいないから、支出はできるだけおさえたい。しかも、レンタルサーバー代って固定費だし、低いにこしたことがない」とお考えの方からの質問がおおいです。
「他の月額費用がもっと安いサーバーもあるので、そちらのほうにしたいのですが、なぜダメなのですか?」と。
実は、わたしも、最初はX-serverで、みかんぐみのホームページを始めたわけではなかったのですが、安いサーバーでスタートしたあと、引っ越し作業が必要になり、苦労した経験があります。
なので、最初から、事業の拡大と、継続化をすると決めているのであれば、拡大にみあった安定性をもったレンタルサーバー運営会社との契約をおすすめしたいと考えています。
具体的に、その安定性とは、5つの視点からの理由が裏付けとしてあります。
1)ワードプレスが運用できる
2)サポート体制がしっかりしている
3)SSLが提供されている
4)自動バックアップがある
5)運用実績
この5つがきちんと揃っているところで、かつ、月額費用が1000円程度のところとなると、X-serverが安い部類にはいってきます。
月額1000円より安く契約できる他のサーバー会社の場合、上記5つの視点のなかで、どれかが欠けています。
それぞれが欠けると、どんな困ったことが発生するのか、みておきましょう。
1)ワードプレスが運用できる
弊社が立ち上げ当初X-serverで契約していなかったのは、最初は、ワードプレスでホームページを運用していなかったため、ワードプレスを導入できるレンタルサーバーという視点で契約先を探していなかったためです。
ですが、継続的て定期的な情報発信には、ブログのようにメンテナンスが容易なワードプレスでの運用にきりかえたいと考え、途中で、X-serverにワードプレスをインストトールし、コンテンツをごそっり引っ越しさせました。
でもコンテンツ量が非常に多くて、すべてを引っ越しさせることが実はできていません。
精査し、切り捨てた部分が多くあります。
引っ越し作業で捨てた情報や、作業量のことを考えると、ホームページの引っ越し作業は、もうしたくないなと考えています。
定期的で継続的な情報発信で、検索エンジン対策(SEO)効果をたかめ、見込み客を増やす戦略を実施するのであれば、ワードプレスの導入はおすすめです。
hatenaや、amebaブログはどうでしょうか?という質問をうけますが、それらは他人様の土地を借りて情報を載せているにすぎません。
あなたの意思とは関係なく、運用規定が変更されたり、閉じられたりもする可能性がゼロではありません。
事業を継続的に運営することを考えるのであれば自社でワードプレスをつかったホームページを運用されることをおすすめします。
ご存知ないかたも最近は増えましたが、昔mixiというとても人気の情報掲示板サイトがありました。そこですごく一生懸命情報発信をしていた時期もありましたが、そのサイトへの投稿は途中から全く意味をなさなくなってきた、という経験がわたしにはあります。
なのでブログプラットフォームを利用したいと考えられるかたは、こういう風に利用してみてください。
hatenaやamebaや、SNS投稿から、自社ホームページへ誘導する入口にする、と。
2)サポート体制がしっかりしている
ホームページは、24時間365日、しっかり働いてくれる営業マンです。
その営業マンが倒れたりしたら、新規のお客様がいらっしゃらなくなる事態を招き、会社の危機を招きます。
だから、「ホームページにアクセスできない」という事態が発生するのは、避けたいです。
もし、あなたが運用するホームページで、アクセスできないなどのトラブルがあったら、サーバー会社にヘルプを求めることになります。
どういうわけか、サーバートラブルって、夜とか、週末のお休みの日に発生するのです。以前勤めていた会社では、自社でサーバーを運用していたので、広報担当のわたしにトラブルの第一報が入ると、そこからサーバー管理担当者とわたしたちは、休み返上、寝る時間を削るといった対応をしなければなりませんでした。
もし、あなたの事業が、フリーランスとか個人事業主とか、小規模事業者ではなくて、専任のサーバー管理者を置ける規模の事業所なら、トラブルがあったら、すぐその担当者に連絡し、トラブル解消作業をお願いするだけでかまいません。
ですが、フリーランスや小さな規模で運営する事業所だと、サーバーのことを良く知る担当者を専任で置くことはできません。であれば、頼れるところを最初から持っておく必要があるのです。
X-serverなら、24時間365日、メールと電話のサポート提供をしてくれてます。
趣味ではなくて、事業でホームページを運用しようというのです。
トラブルに対するリスク対策も考慮して、レンタルサーバー会社を選びたいです。
3)SSLが提供されている
SSLとは、サーバーと個人間の情報のやりとりを暗号化してくれる仕組みです。
個人情報保護の観点からのセキュリティーへの関心が、世の中全体で高まっています。
その流れにそって、Googleも、検索順位結果を決めるアルゴリズムのなかに、SSLに対応するサイトかそうでないかの区別を持ち込むようになっています。
だから、事業でホームページ運営を行うのであれば、あなたは、Googleのアルゴリズムに気に入られる必要があり、必然的にSSLを導入しておく必要でてきます。
SSLが施されていると
https://
という文字列でwebのURLが始まります。
http://
という文字列だけだと、SSLがはいっていない、つまり、情報が外から丸みえでやりとりされているサイトということになります。
ユーザーから目でみて確認したときにも、安心してもらえるように、SSLは設置しておく必要があります。
X-serverはSSLも無料で設置できます。
これは、かなりお得だとおもってます。
4)自動バックアップがある
レンタルサーバーも、機械です。
物理的に壊れることもあるでしょう。
また、セキュリティーを破られて外から攻撃を受ける場合もあります。
ベストセラーも出しておらる知人が、以前、サーバーへの侵入をうけ、発信していたブログ情報がすべて消えるという事故にあいました。
情報を復旧させなくては、過去の情報遺産がすべて消えてしまいます。
下書き原稿なしで、直接ブログサイトに書いておられたとのことで、情報の復旧にはかなり苦労されていました。
X-serverでは、過去14日分のデータが、すべて自動でバックアップされるサービスが付帯しています。
つまり、14日前までさかのぼって、データをひろってくることができるのです。
すべてを手作業と記憶にたよって、復旧させるのは、かなりつらい後ろ向きの作業です。
変化の激しい時台の流れの中で、後ろ向きの作業に膨大な時間がとられるのは、避けたいです。
バックアップも大切なこと、理解いただけましたでしょうか。
自分は大した情報を発信していないからバックアップの必要は関係ない、とか考える程度であれば、あなたの情報はお金にはならないので、スタートアップの成功はみえないと覚悟してください。
5)運用実績
みかんぐみは、設立当初、X-serverではなく、別のサーバーと契約してホームページを運用していました。
X-serverに移った理由は、ワードプレスをインストールできるサーバーかどうかという点が1番に大きかったのですが、もうひとつの理由も後押ししてくれました。
それは、サーバーにユーザーがアクセスしたときの、表示速度です。
サーバーの表示速度というのは、4GやWifiから提供される通信速度とはまたちがって、サーバー側のスペックの問題です。
ユーザーがアクセスしてくれたときに、情報をサっと表示してくれないと、ユーザーは、離脱してしまう確立が高くなってしまいます。
遅いのになれてしまっていると、気づかないのですが、自分がX-serverに移行したあと、自社ホームページの表示速度が早くなったなと感じました。
また、運用実績とは、表示速度だけでなく、多くの企業が使っているというのも、含まれます。
まとめ
ワードプレスをインストールして、定期的、継続的に情報発信するのであれば、X-serverがおすすめです。
プランのアップグレードは簡単にできますので、まずは、一番下の「スタンダード」からはじめてみてください。
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