コピーを正しく書くための準備をすすめてきています。
後半の今日お届けする記事は、読者の気持ちを盛り上げる方法をご紹介します。
接客しながら話すときは、相手をみて、「楽しんでくれてるかな」「特別な気分を味わってほしいな」とおもって接客できます。
書くときも、同じです。
目次
会話型セールスーライティングの5つのコツ
セールスコピーのあなたの型を確立するために、 会話型のコピーの書き方をお伝えします。
会話型にすることで、わかりやすさと親しみやすさが生まれ、 読み手との信頼関係を築くことができます。
ここでは、効果的な会話型のコピーを書くための5つのコツをお伝えします。
会話型で書くことは、説得力を増すセールスコピーを書くためにやらなければならないことです。
想像してみてください。
あなたは、コーヒー店で、おいしいチーズケーキを食べながら、 仲の良い友人とおしゃべりしています。
新しいクライアントの担当を任されたばかりで、 その仕事内容を友人に説明しているところだったとしましょう。
そんなとき、こんな話し方をしますか?
「ウェブサイト構築は、 統合されたeコマースプラットフォームとレスポンシブなテーマを利用し、 ユーザーはウェブ制作の専門知識がなくても、最適なサイト構築をすすめることができます」
え、友人に、そんな説明の仕方はない?
そうですよね。
あなたの友人は、話を聞く気もうせてしまいそうになっています。
でも、胸に手をあててみてください。
なぜか、あなたもこのような書き方をしてしまっていませんか?
キーボードに向かったとたんに、 まるでロボットのような不自然な話し方になってしまってるってこと、あなたにもないでしょうか。
そのコピーは、誰にとっても、読みにくいものになってしまっています。
そんなものを見せられたら、読み手は一気に興味を失ってしまうのは目に見えてます。
すると、せっかく書いたあなたのコピーは何の役にもたたなくなります。
でも大丈夫。
読み手にそっぽを向かれないための、簡単な回避方法があります。
そのコツは、 実際にそのコーヒーショップで友人と一緒に話しているように書くことです。
会話調で書いてみてください。
作文とはこういうものだと、学校で習ったことはすべて忘れてみてください。
話すように書くことで、 あなたの文章はもっと面白くなります。
あなたが、B2Bの製品を売っていたとしても、砕けた会話調で書くことができます。
ちなみに、和田が書く文も、多くの場合、このタイプの、会話をしているように書くことを試みています。
会話型の文を書きやすくするために、キーボードー入力を親指シフトにしたり、音声入力を試みたりして工夫しています。
例として先ほどの、コーヒーショップで友人と話していた内容にもどってみましょうか。
新しいクライアントとの仕事の内容を説明していたシーンがありました。
さああなたに、会話型で書き直していただきましょう。
ロボットのような硬い文章を、会話型にする5つのヒントをお伝えします。
ヒント1:いつも目の前の一人のために書く
目の前にいる一人の友人に語りかけているように書きましょう。
読者に、直接話しかけられているように感じさせたいのです。
決して、「みなさん!」と壇上から話しかける気持ちで書かないように。
ヒント2: シンプルな言葉を使う
長い、複雑な単語を使って、専門用語を並べたほうが、賢くみえるなんて、考えないでください。
専門的だったり、むずかしいカタカナが多ければ良いという思い込みは禁物です。
大切なことは、相手にとって「役立つことを話す」ことです。
そして、「簡単な言葉を使う」「おおらかな気持で話す」ことです。
決して、専門用語や難しい言葉をつかって、相手より優位に立とうなんて思わないでください。
こんなところで、偉そうにマウントをとったところで、あなたにとって売上のうえでは、何の得にもなりません。
もし、専門用語を使いそうになったり、何を書いていいか迷ったら、小学5年生の子どもに向かって話している自分を想像してみてください。
たとえば、漢字熟語を使いそうになったら、送り仮名のある言葉に変換するといった具合です。
「困難を極める」と言わずに、「とても難しい」といった具合です。
ヒント3:質問を投げかける
質問をなげかける文にすると、読み手に、自分のこととして受取ってもらえる効果があります。
だから、
「土曜日のみかんぐみの小豆製品の新製品発表会にご招待します」
と書きたくなったら、
「土曜日は空いていますか?小豆菓子が好きな方、みかんぐみの新製品リリースに立ち合いませんか?」
と書いてみるといいのです。
ヒント4:短い文章にする
身近な人との会話のなかでは、長い文章をだらだらと話すことはありません。
なので、どうしても長い文章になってしまったら、その文章を、短い文にぶった切ってみてください。
コツは、接続詞をつけたくなったら、接続詞を使わずに、句点を打って、文を分けることです。
たとえば、逆説の接続詞の「が」は、絶対使わないとか、決めてしまうと楽でしょう。(わたしはそうしています)。
「しかし」「つまり」「なぜなら」、逆説であれ、順接であれ、説明であれ、すべて文を分けられます。
また、説明したい内容が複数でてきたら、文を分けることです。
「テストの点数がクラス最低点で、そのうえ真知子におもいきってうちあけた秘密がクラスにおもいがけずに広まることになったうえに、壮太いじめのぬれぎぬまで着せられたわたしは、学校へゆくことが耐えられなかった」
ここでは、「学校へゆくことができなかった」理由が、3つあります。
せめて、理由2つと、追加で1つに分けると、より伝わりやすくなります。
「テストの前日も全く眠れず頭がぼーっとしてクラス最低点をとってしまったので、いつもテストの点数を張り合っている峰子にくやしかった。
その上、「絶対にほかの子には言わないでね」と真知子に打ち明けた秘密が翌日にはクラス全員の知るところとなり、ぼろぼろのウサギのぬいぐるみを抱かないと眠れないという高校生にしてなんだそれと思われるのがとてもつらかった。
そこへ、追い打ちをかけるように、ちょっと注意しただけだったのに、寝不足気味で機嫌がわるい口調で言ったためか、壮太をいじめているとクラスの子から指摘されホームルームの時間に、議題に挙げられた」
と、分けると、より状況もわかりやすくなり、伝わりやすくなります。
ひとつの分に、ぐちゃっと、3つ以上のことを詰め込むのは辞めましょう。
~して、~して、と、時間の変化を表したくなったら、それも文を分けることができます。
ヒント5:短い段落にする
インターネット上の画面で、段落は、視覚的に圧迫感をもたらす黒い塊としてまず受取られます。
だから、小学校で習った作文を書くときのように、意味の塊をひとつにするための段落、という考え方はセールスコピーを書くうえでは捨ててください。
塊は、圧迫感をもたらさないよう、スカスカに見えるぐらいがいいです。
たとえば、2~3文がひと段落程度に入ったら、それ以上は、強制的に段落を変えるようにわたしはしています。
どうです? この記事も、それを心掛けています。
スマホに向かって
キーボードーに向かってしまったら、どうしても硬いロボットのような言葉を紡ぎ出してしまうあなた。
ぜひ、このトレーニングをやってみてください。
まず、スマホのなかの、メモアプリをたちあげて。
そして、音声入力ボタンをおして、あなたが語り掛ける内容を、スマホの音声入力システムに、文字変換してもらってみてください。
最初は、なんだ句読点は売ってくれないのか、段落はかわってくれないのか、結局面倒じゃないか、と思うかもしれません。
でも、考えていることを口にだして一気に吐き出してしまったら、「お、意外に使える」って、きっと思うはず。
というのも、わたしたち、キーボードで修正しながら文字を打っています。
バックスペースキーを多用してませんか?
文のつながりを考えて、打ち直したりしてませんか?
結局、キーボードで、「思いの丈をまず吐き出す」のは編集しながらになるので、もたつきます。
音声入力をしたデータを、編集したほうが、入力スピードもあがります。
ぜひ、会話型のせーるすコピーマスターのためにも、音声入力にチャレンジしてみてください。
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