メールマーケティングだけやっていれば、事業目標を達成できるというものではありません。
ですが、事業目標達成のためにマーケティングを行うなかで、メールマーケティングはとても重要な役割を果たします。
この記事では、メールマーケティングを命じられた担当者が、マーケティング全体のなかで自分が行うメールマーケティングがどの位置にあるのか、どの部分から着手すべきかを理解することができることを目指しています。
メールマーケティングは、どの段階で使うのか?
メールマーケティングは、オンラインで「見込み客を育成」し、「見込み客から顧客にする」段階と、初回購入後、リピート購入を促し、さらにファン客になってもらう流れのなか、すべての段階で使用します。
いいかえれば、オンライン施策のうえで、「見込み客獲得」段階以外の、すべてのシーンで、メールを使用することができます。
着手するのはどこからか?
上の図では、左から右へ、マーケティングの段階がすすむように書かれています。
でも、まず、着手すべきは、WebサイトやLP(ランディングページ)が、きちんと働いて、リストが適切に集まるようにする環境をつくることです。
具体的には、LPのコンヴァージョン率が1%以上、できれば2%以上になるよう、作ることからはじめます。
そこができてはじめて、認知を拡大して、見込み客獲得のための、SEO対策や、SNSや広告をつかった集客強化という段階にすすみます。
リストに入ったあとの施策は
LPからリストに入ってくれた人に、MA(マーケティング・オートメーション)ツールを使用して、継続的なコミュニケーションを行い、最終的にはセールスにつなげ、顧客化します。
MAツールでの、メールでのコミュニケーションを活かすためには、最低月1回以上の定期的なコンテンツ作成体制があることが必須です。
見込み客にとって、役立ち、興味をひくような情報は、メールでコミュニケーションをとるための「ネタ」になります。
逆に、コンテンツがない、つまり「ネタ」がなかったら、キャンペーン情報の告知ばかりを送ることになり、リストが活きません。
メールと、コンテンツ作成は、両輪でまわします。
顧客になった後は
初めて購入した人を、リピート購入者にする段階でも、MAツールをつかい、メールマーケティングを活用できます。
この段階では、アップセル商品、クロスセル商品が整備されていて、それらをメールで案内できるようになっていると、メールも有効に働きます。
メールで売上をあげるといっても
一言で「メールで売上をあげる活動」といっても、段階があり、それぞれでやるべきことが異なることを、感じ取っていただけましたでしょうか。
まず、自社は、どの段階のために、メールを使うのか?
いまやる作業は、どの段階の見込み客(もしくは顧客)をどこへ連れてゆこうとするのか、その目的をはっきりさせて、メール作成や、シナリオ作成を行いましょう。
漠然と、リスト全体に、送っていては、成果は出ずらいです。
メールマーケ上達の一歩目はここから
メールマーケティングをすすめる手順の1歩目を具体的にしりたいなら、この教材からどうぞ
無料受講いただけます
『メールマーケティングのセグメント化と自動化マスタークラス【中級以上】』
リストが500以上あり、すでにメールマガジンの一斉配信をMailchimpで始めている担当者さんのための、メールマーケスキルをステップアップさせるための教材です