初心者がメールマーケティングのツールを選ぶとき重視するのは「コスト」と「操作性」です。
でも、これは、間違いです。
正しいメールマーケティングのツール選択基準をあなたも知って、あなたの事業にあったメールマーケティングのツールを選択してください。
どうして悪手を選択してしまうのか?
初心者がマーケティングのツールを選択しようとするとき、この2つだけを選択基準としがちです。
「コスト」「操作性」
でも、この2つを選択基準としてマーケティングをスタートすることは間違っています。
なぜ、こんなまちがった選択基準を持ってしまうのか?
マーケティング活動に必要なツールの料金を、コストととらえていることがそもそもの間違いです。
マーケティング活動を正しく行うことによって、投下した投資金額が10倍、50倍になって利益になってかえってくるのだと理解しましょう。
そうすると、メールマーケティングのツールに限りませんが、「コストが安いものがスタートに向いている」という考えはなくなるはずです。
また、操作性については、昨今のツールは多機能になっているものが多く、管理画面をみたときに尻込みしてしまうのが原因のようです。
でも、これも、「なんの目標にむかってメールマーケティングを行うのか?」という、マーケティング戦略がきちんと決まっていたら、その戦略に沿ってツールを選べばよくて、あとは、ひつような機能の使い方を学べばいいだけです。
多機能とはいえ、直感的に使用できるツールがほとんどです。
マーケティングで達成したい目標をまず定めてから、ツール選択してみてください。
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メールマーケティングはそもそも何に効くのか?
メールマーケティングは、リード獲得後、リードの育成、リードの商談までの誘導が目的で利用します。
つまり、リード獲得した直後から、受注確度を高めるために、メールマーケティングを活用するわけです。
そのためには、リードの質もさることながら、リードの育て方、接触の仕方などが大切になってきます。
メールマーケティングのツールは、リードを育てて、商談にまでつれてゆくところまでおつれするためのツールととらえてください。
どうしてツールが必要か?
これって、手でもできない?
ツールをわざわざ使う必要ないのでは?
そう思われたかもしれません。
でも、中小規模の事業所のあなたのところだからこそ、ツールをつかっていただきたい理由が3つあります。
10人前の仕事を1人でできる
個人情報保護の観点からシステムで安全性が保護される
拡張が容易
初心者が見落としがちな選定基準
コストや操作性以外で、ではなにを選択基準にすれば、リストを育てる目標にむかってうまく働いてくれるツールを選べるのか?
その基準には、4つあります。
- サポート体制
- 分析・解析機能
- 自動連係機能(拡張性)
- セグメンテーション機能
なので、マーケティング戦略をたてたらつぎに、自社のニーズや課題をまず把握し、そのニーズを満たし、課題を解決することができるという観点で、ツール選びをしましょう。
選択基準のなかで、セグメント機能と、拡張・連携性について、どうしてこの基準が必要なのかという点をご説明します。
セグメント機能は、メールのパーソナライズに必要なためです。
もしあなたがスポープショップを運営する店舗だとします。
リストが1000あるなかで、一斉配信されるキャンペーンを伝えるメールの通常の開封率は30%程度でした。
ですが、「大谷翔平50-50記念キャンペーン」とめいうって、野球用品のセールを案内するとします。
全体のリストが1000あるうち、野球に興味のある人にだけこのキャンペーンを送ると、開封率が、通常のキャンペーン案内より、かなり高くなります。
このように、「興味のある人にむかって関連のあるキーワードを伝える」ことが、オープンレートをあげる、メールの成果を高めるには、有効です。
興味のあるひとにだけ送るのが、セグメント機能です。
スポーツショップなら、興味のあるスポーツを登録しておくといいですよね。
購買履歴から、興味のあるスポーツを特定することもできます。
このように、メールマーケティングの成功の鍵は、セグメント化といって過言ではありません。
セグメントを柔軟に設定できるようにするのが、メールマーケティングの成功のコツです。
最初リストがすくないときは、セグメント機能を使う機会もすくないかもしれませんが、リストが触れてくるにつれて、セグメント化された対象にたいしてピンポイントのメールでの案内をながしてゆくことができます。
セグメントの柔軟性が高いというのは、だから大事なのです。
セグメントの使い方をもっと深く知りたい、活用したいときは、次の教材でご案内しています。
メールマーケティングの セグメント化と自動化マスタークラス【中級以上】
もう一つ、拡張性についてもなぜ大事かお伝えしておきます。
メールは「顧客を育てる」という役割があるため、顧客リストと通販機能、顧客リストと顧客管理システムなど、他のツールとの連携がもとめられます。
たとえば、shopifyや、楽天やyahooのショッピング機能との連携といった具合です。
どういったものと連携をしたいのかを考えるのも、ツール選びでは大切です。
たとえば、Mailchimpはshopifyとの連携は強い、メールディーラーはyahooや楽天のショップとの連携が得意、といった具合です。
MailchimpはWordPressとAPI連携し、リスト獲得の入口を増やせるメリットもあります。
セグメント機能や、拡張性といった、中長期的な視点でも、ツールを選びましょう。
初めてつかうならどの機能?
メール配信ツールの初期導入設定がおわりました。
さて、あなたは、いますぐどの機能からつかうと、リストを育てるという目的に一番そったスタートになるでしょうか。
それは、「ウェルカムメール」をまず4通セットするところからです。
理由は、あなたの事業や商品サービスのことをよくしらない、リストにはいってくださったばかりの方に、あなたの製品やサービス、事業所のこと、あなた自信のことをより知ってもらうために有効な手段が、複数通数からなるウェルカムメールだからです。
ウェルカムメールは、メルマガリストにはいってくださった方すべてに、「登録御礼」を流したあとからはじまります。
ウェルカムメールの準備の手順は以下のとおりです
1、サインアップフォームを作成する
2、サインアップフォームをオウンドメディア上で5か所以上に配置
3、オートメーションメールのトリガーを「サインアップ」に指定
4、オートメーション1通目を書き上げて、配信セット
5、オートメーション2~4通目を書き上げて、配信セット
ポイントは、まず1通目だけセットしてオートメーションをすぐ働かせるところです。
リストに入って下さったら、すぐあなたのことをよく知ってもらう内容をお届けできるからです。
すべて準備ができたらスタートさせるのではなく、準備ができたところから小さくともすぐ公開してゆくことで、あなたの行動も顧客の行動もはやくしてゆくことができます。
行動がはやければ、売上への道筋も早くなります。
4通のメールに書くことは、つぎのような内容がおすすめ。
・製品やサービスの紹介
・使用方法の案内
・よくあるお客様からの質問
・事例紹介
配信頻度は、毎日でかまいません。
平日の営業日のみに流したい場合は、2日おきごとに配信設定しておくのがいいでしょう(仕事のメールをみるタイミングは平日のみと想定)。
ぜひ、この4通のウェルカムメールをまずは簡単でいいので書いてセットしてみてください。
1度セットしてから、あとからブラッシュアップすればいいのです。
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