教える事業に踏み出す契機は、事業承継だったり、事業の対象をひろげることだたったり、子育てが終わったりなど、さまざまです。でも、教える事業に踏み出すべき1歩目は、みな同じところにあります。ここでは、その一歩目をどう踏み出していくのか、3ステップでお伝えします。
ポイントは、適切な目標を立て、最短でそこでたどりつく道だけをたどりましょう、ということです。
その適切な目標をたててゆくために、この記事ではご自身でやっていただくワークの質問内容を主にお伝えしていきます。
Step1 自分を掘り下げる
まず、ご自分の夢を深堀りしてみましょう。
1、あなた個人のつけたい肩書
2、パートナーシップや仲間とどうなりたいか
3、事業、仕事、学校でどうしたいか
4、お金ではどうありたいか
5、健康ではどうありたいか
6、時間の使い方はどうありたいか
7、友人や家族、コミュニティーはどうありたいか
8、自由時間をどうつかいたいか
それぞれ、最低1つ以上、5つ程度書いてみてください。
自分の夢や理想を超え、空想でいいですよ。
5分でまず書いてみてください。
例えば、健康面で、私は毎日三時間は、泳いだり、自転車に乗ったりする時間がほしい。毎日、違うスケジュールでうごきたい。仕事の時間は、人の話をきいて元気をもらう時間だとおもっているので、ゼロにはしたくない。週に最低、20時間、1日4時間程度は仕事してたいかな。
プラスアルファの質問
【昔】
・子どものころは何に一番興味がありましたか?
・大人になって責任を負うまで自由時間はどうして過ごしていましたか?
・5年前、10年前、20年前、30年前にはどんな夢を抱いていましたか?
【空想】
・これができたら素敵だろうな、と思うこと。
・これを持っていたら素敵だろうな、と思うこと。
・何/誰に影響を受けましたか?
・全身全霊で情熱をかたむけて手に入れたいものは何ですか?
【時間の使い方】
・普段は何を読んで過ごしていますか?
・調べものは主にどこで情報収集しますか?
・ネットでは主にどこで過ごしていますか?
・生活では自分の時間をどのようにすごしていますか?
たとえば、私はこのなかの「影響を受けた人」といえば、石原明さんがパッとでてきます。
「自分が行きたいところとか、やりたいことを事業に起こしておいて、そこで経費使う」例を紹介してくださっていました。
例えば、イランに行きたいなら、イランで何か仕事をつくる。釣りをしたいから、釣りの事業を持っているとか。
私もそういう風にしたいとおもって、azukiやdorayakiの事業を始めたりしています。
夢に優先順位をつける
こうやって質問してきたら、それぞれの項目を足すと、書き出したことがたくさんでてきますね。
今度は、それに順位をつけていきます。
上から順番に並べて、上下で比べて2択のうちどっちをとるかを、選択していきます。
これを、ずっと繰り返して、順位を決めます。
たとえば、この図をみれば、2択の作業手順がわかりやすいでしょう。
Step2 助けること・与えることを挙げる
ここまではあなたの夢を掘り起こしてきました。頭のなかを柔軟体操させる段階としてうまく働きましたか?
ここからは、あなたができること、お金を稼げることに思考をシフトさせていきます。
あなたが助けることができること、そして、さらにつっこんで、あなたがお金をもらいながら与えるものができるものは何なのかを特定していきます。
まず最初は、お金をいただくかどうかに関係なく、あなたが人を助けることができるものを挙げてみましょう。
・誰を助けたいですか?
・誰を助けられるスキルを持っていますか?
・誰と一緒に仕事をするのが楽しいですか?
・わたしのサービスで一番恩恵をうけるのは誰ですか?
・どこかの属性の人を選ばなければならないとしたら、どのグループカテゴリのひとを助けますか?
・自分のサービスからひとつだけ選ぶとすれば、そのサービスが助けるのはどんな人ですか?
・どこに住んでいる人ですか?
・助けたい人には一般的に共通の属性がありますか?(物件所有者、経営者、など)
・助けたい人が興味をもっているのは何?
・助けたい人が抱えている問題は何?
次にお金をいただいて助けていくことへと質問がつづきます。
・あなたのサービスのもつ価値は一言で何ですか?
・顧客にもっとも求められているサービスは何ですか?
・あなたがもつスキルのなかで、助けたい人を助けられるものは何ですか?
・あなたが楽にしてあげられる不満や不安は何ですか?
・あなたがサービスを提供することで、サービスを受けた顧客が、サービスを受ける前と受けた後で、どのように変化しますか?
・あなたが提供するもので顧客の人生を変えるものは何ですか?
・どうしてあなたは助けたいのか?
・あなたが助けることで、顧客は何を得るのでしょうか?
・助けることであなたは何を得るのでしょうか?
・助けた後、あなたはどんな感情を抱きますか?
・いままでこの件で「助けてほしい」と請われたことはありますか?
ここで一番大切な質問は「あなたが楽にしてあげられる不満や不安は何ですか?」「あなたがサービスを提供することで、サービスを受けた顧客が、サービスを受ける前と受けた後でどのぐらい、どのように変化しているのか?」の2つです。
あなたが提供するもので顧客の人生を変えることはできるものそれは何か?
どんな風に人生がかわるのか?
例。
私がオンラインスクールで事業を新しくつくる方法をお伝えすることで、クライアントさんは、自分の人生を、尊厳をもって、自分で舵取りして歩くことができる。
これが私の与えられるものです。
Step3 勝算の見込みを立てる
色々書き出していただいて出してきた項目を、精査し、勝算の見込みを立て、目標に転換していく段階です。
可能性を俯瞰してみましょう。
今まで挙げてきたもの、夢、与えられるものを、お金や時間という点からまず眺めてみましょう。
・Scal 規模が大きくなる可能性があるか
・Worthly あなたの時間を投下する価値があるか
・Impact なぜこれが必要か言えるか
・Freecom あなた自身の時間を確保されるか
・Targeted これを必要としてくれる人が沢山いるか
自分が、生活していけるくらいあるいはえー稼いでいけるぐらいにスケールするか?
自分の貴重な生命時間を投下するぐらいの価値がある仕事になるのだろうか?
なぜこの仕事が必要とされるのか?
それぞれ、スケール、ワースリー、インパクト、フリダム、ターゲットと項目名をつけます。
各項目に、あなたなりの5段階評価を1~5で与えてください。
たとえば、スケールする可能性があるのかという点は、うん大丈夫これはキーワード広告で人を集められるよ、だから可能性は5段階のうち5だよ。
自分の生命時間を投下する価値はあるのかという点は、最初のうちは無理かな一、だから1かな。
といった具合です。
そして、それぞれの項目の評価値を合計してみてください。
一番合計値がたかかったアイデアが、あなたにとって勝算の見込みの高いアイデアとなります。
次に、選んだアイデアに対して、計画を立てていきます。
ここが、この3ステップの一番のみそになります。
というのも、売上の公式を満たす条件を探すからです。
売上の公式
売上=単価×人数
この公式に入れる金額数値を、ここではブレイクダウンし、目標として設定してゆきます。
一年でどれぐらい稼ぎたいから、その稼ぎたい売上に達するには、何人に、いくらの金額のサービスを提供したらいいのか。
その必要な人数を集めるためには、まず、どれぐらいの人数に興味をもってもらう必要があるのか。
興味をまず持ってもらう前に、どれぐらいの人に知ってもらう必要があるのか。
ここを計算し、具体的な作業に落としていきます。
まず稼ぎたいお金の金額についてです。
みなさん、非常に控えめに目標金額をつくるか、もしくは、とんでもなく大きく設定されるか、どちらか極端な場合が多いので、グッド・ベター・ベストぐらいの3段階でかんがえてみてください。
・グッド 生活していくのに必要最低限な金額。あるいは事業を運営していくのに最低これぐらいないと固定費は賄えないという金額。
・ベター 欲しいなという金額。自分が成長のために投資もできる金額。事業も例えば広告に投資したいとか、人を雇っていきたいとか、ありますね。
・ベスト やりたいたいこと全てを叶えるための金額。福利厚生をこういう風に良くしていきたい、従業員の研修はすべてバックアップしたい。自分は、多拠点生活をおくりたい、など。
次に、人数について考えます。
サービスはこれぐらいの金額って、おおよそ決まっているとおもいます。
それを提供するのに必要な人数は何人ですか?
商売となると、商品は、一つだけではなく、主力商品もあれば、アップセルや追加商品も提供し、トータルの売上金額がつくられていきます。
一人に対するトータルのサービス提供価格もあげていけますね。
購入者人数の目標が決まったら、次に、どれぐらいのリスト(興味をもってくださっている連絡先の分かる人)を集めたらいいのかを算出します。
さらに、そのリスト数を集めるには、どれぐらいのトラフィック(知ってくれる人)を集めたらいいのか?と、順に計算をしていきます。
現段階では、リスト数の目標と、トラフィック数の目標の、2段階で考えてみてください。
(1)目標購買者数を集めるためには、どのぐらいのリスト数を集めたらいいのか?
平均購入率=購入者数/リスト数
リストの目標数=購入目標人数/平均購入率
もしあなたがまだデジタルコンテンツ販売したことがなくて、平均購入率って分かんないよっていう場合でしたら、まあのここに2.6%を仮に入れといて計算してみてください。
(2)目標リスト数を集めるにはどのぐらいトラフィックを集める必要があるか?
リストへのコンバージョン率=新規リスト獲得数/トラフィック数
トラフィックの目標数=目標リスト獲得数/コンバージョン率
例。
私が先月販売した商品の購入率は、0.5%でした。
購入目標人数に達するためには、リストがあと500ほど足りないです。
リスト数1000にしないと、目標の購入者数には達しないと、自分では理解しています。
で、リストをあと500増やす目標を達するために、毎月どれぐらい増やすようにしてゆくかを考えます。
月々どれぐらい増やすのか?
新規顧客獲得数を、月々で考えることにします。
わたしのブログサイトの、リストへのコンバージョン率は、3.4%です。
トラフィックの目標数が月々約3000必要とわかります。
でも、現状は、1000程度です。
足りないトラフィックをどうやって増やしていくのか、今度のやるべきこととして考えていきます。
こうやって考えて、Facebookライブもやって、アナリティクスでブログのキーワードを精査したり、コンテンツのテーマを決めたりしています。
まず、オーガニック検索での流入を基本に考えてこの数字目標を立てていきましょう。
あなたが仮にInstagramで、トラフィックを増やすことを目標にかかげたとします。
すると、たてるべき目標は、「毎日投稿する」ではなりません。
トラフィック数と、リスト増加数を目標にします。
そして、Instagramの投稿をしてみた結果1カ月にどれぐらいのトラフィックが増えたのか、そしてリスト増につながったのかを必ず検証し、目標検証をしましょう。
こうやって、目標数値をしっかり負えるようになったら、どの部分の数字を上げるために今の自分は時間を投下してゆくべきか、目標をスマートにブレイクダウンしてゆけます。
ただ、やみくもにSNSをやるから忙しいということはなくなります。
次何する?
目標が決まったら、次に、リスト集めのためのリードマグネットを作ります。
集めたトラフィックをリストにコンバージョンさせるためのステップで必要になるアイテムです。
この記事でお伝えしたワークを、あなたもぜひ、時間をとってみてやってみてください。
お手元でワークシートをプリントして置いただいたくには、コチラから資料をダウンロード請求してください。