ビジネスオーナーになる道を目指して起業しているあなたは、具体的な方法としてどんな道を選んでいますか? ※
このブログでは、ビジネスオーナーになる道を、これから探そうという起業したばかりのあなたに、どの道が自分にあっているかを選ぶ参考にしていただきたくて、書きます。
目次
ビジネスオーナーになる4つの事業成長への道しるべ
(1)複数店舗を経営し、運営を手放す
(2)サブスクリプションモデルの事業を所有し、運営を手放す
(3)事業を組織でおこない、組織拡大にともない、権限移譲などで運営を手放す
(4)不動産を所有し運営することを事業としておこなう
あなたは、このなかのどの道を選んで、ビジネスオーナーになろうとしていますか?
ビジネスオーナーになるために大切なポイント
大きくは2つあります。
①運営を手放す
ひとつめ、4番目の不動産を事業としておこなう以外は、運営を手放すことが、大きなポイントです。
つまり、会社の資本金や売上や利益の規模にかかわらず、ビジネスオーナーは、現場にいつづける経営者であるうちはなれないのです。
会社の資本金が少なくても、年商5億10億までいかなくても、ビジネスオーナーとして時間を、次の投資行動にまわすことができ経営者は、いまの売り上げを生み出す行動にほとんど携わらなくても経営がまわる仕組みをつくっている人です。
いまの売上や利益をふやすことに精いっぱいなんだから、仕組み化なんてずっと後回し、そうおもっていたら、間違いです。
どちらの方向へゆくか定めずに、ただ道を歩いているだけにすぎなくなります。
いまの顧客をまず増やそうとか、いまの単価をまず挙げようというそれらの施策も、すべて仕組み化への最短の道を歩くために、おこなうひとつの事項ととらえられるように、なってください。
②資本の所有
もうひとつのポイントは、資本の所有です。
フランチャイズも、ノウハウを得るために参加する側と、ノウハウを提供する側と、どちらがビジネスオーナーに近いか、わかりますよね。
運営を手放す2つの道
運営を手放すには、2つの方法があります。
ひとつ、組織を仕組みで動かす。
ふたつめ、AIをとりいれオートメーションを組む。
あなたは、まず、どちらへかじ取りしますか?
いずれにしても、あなたがもっているノウハウを、パッケージ化してゆく過程をとおります。
まとめたノウハウを、事業の内部で伝達するか、外部に販売するためにAIを取り入れオートメーションを組むか、という違いです。
ノウハウをパッケージ化する手順
組織化するにしても、オートメーションをとりいれににしても、必ずとおる、あなたがもっているノウハウをパッケージ化する工程をすすめるため、どのような手順をとればいいか、ご案内しましょう。
これは、どのビジネスにも応用できます。
店舗ビジネスや、月額課金の教室ビジネス、コンサルティングサービスもです。
自社のもっているノウハウを、フランチャイズ化してひろめる手法を探しているかたにも有効です。
(1)いまの活動をタイムラインに書き起こす
いまおこなっている仕事をすべて書き出す。自分ならびに、組織のなかの構成員すべてがおこないます。
もし、人数が多くて、全員参加できないというときは、あなたを含め、経営幹部からまずおこなってください。
たとえば、店舗開業プロデュース業の仕事も、専門的ノウハウを活かして相談に応じ計画を一緒に立てて実行してゆく部分だけでなく、マ―ケティングからセールス、備品受発注、請求業務と、多岐にわたります。
工程をおもいつくままに書き出すと、「当たり前」とおもっている仕事を抜かして書くこともあるので、お勧めは、まず、タイムラインのログを1週間から1ヵ月書き留めていただくことです。
15分単位の表はどうでしょうか。
そこから、項目を場合分けし、必要な項目をみつけてゆきます。
これでわかることは、必要な仕事の項目と、それにかかる時間です。
(2)組織図を描く
今の組織と、未来の理想の組織を図で書きおこしてみる。特に未来の組織図については、いまの組織にとらわれず、書いてください。
組織図は、仕事の分類に役立ちます。
(3)仕事を組織ごとに割り振る
自分のしている仕事や、組織構成員がおこなっている仕事を、未来の理想の組織にしたときに、どの部署の担当者の仕事になるかを想定し、割り振る。
小規模事業所の場合、一人が、複数の役割を果たすことが当たり前です。
1人社長なら、経理から、営業、先生、広報担当など、さまざまな仕事をこなします。
(1)番目に分類した仕事を、組織名称で仕分けしてゆきます。
(4)順番をつける
部署別に仕事を割り振ることができたら、次は、どの部署の仕事から、他人に移譲してゆきたいかを特定し、順番をつける。
組織名称で仕分けした仕事を眺めてみて、どの部署の仕事から、誰かにわたしてゆきたいかを考えます。
(5)教える順番をきめる
移譲してゆきたい1番目の部署の仕事のなかをみる。
この仕事を、新人に教えるとすれば、どんなことから教えるか、順番をつける。たとえば、初日、一週間目、1ヵ月目、3か月目、6か月目、1年目、3年目、といった具合。
何年目のどのあたりのスキルまできたら、管理職になるかも、スキルのランク分けも行う。
(6)KPIを決める
教える順番や、管理職のランク分けをしたら、それらの仕事を、下から順番におしえたときに、「次に進んでいい」目安を決める。
(7)詳細を書き出す
項目ごとにあがっている仕事の中身について、それぞれの仕事の詳細を書き出す。
これが書きあがると教育マニュアルになり、「これを読んでおいて」と伝えるだけで、そのとおりに、仕事をしてもらるぐらいに詳細にかけていることが理想です。
足りないことは、都度書き足してゆきます。
(8)チェックリストにする
仕事の詳細を、チェックリストにして、現場で適応させ、つかってゆき、あっていないところは、適宜修正、追加してゆきます。
チェックリストは、適宜更新します。チェックリストに完成は無いと考えてとりくんでいただくといいです。
(※)仕事の目標と、報酬制度とを連動させるとよりよい。
あなたは、どんな道でビジネスオーナーになろうといま決めていますか?
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そもそも、ビジネスオーナーとはなんぞやの方は、ロバートキヨサキのこちらの本をお読みください。
勤め人(E)→職人型起業家(S)→事業家(B)→投資家(I)
の区別を説いていて、どんな働き方をしたいのかを、考えさせてくれます。