ビジネスオーナーになるための道はまだまだずっと先のこと。
作業の自動化や、外注化はまだまだ先のこと。
そんな風におもっていませんか?
まず自分の持っている技能やノウハウを買ってくださる顧客が一定以上をついてから初めて、ビジネスオーナーになる方法を考えるべきことだと考えておられる起業家の方も多いんではないでしょうか。
起業したばかり気あなたでも、いま進んでいる道にある時間のすべてが、ビジネスオーナーへの道につながっていると考えて見てください。
小さな積み重ねが、何年も重なった後、ビジネスオーナーへの道を意識して選択してあるく時間の蓄積と、まったく無自覚で、ただ自分の技術を買ってくださる方をとの時間にひたすらに一生懸命になっているのと、違う結果を生み出すことになるのです。
今回お話ししたいのは、一人で始めたばかりの起業した段階でも、自動化や仕組みづくりは、いまからすぐ始めることができるし、有効だということです。
これからすぐ始めるからこそ、ビジネスオーナーにむかって、仕組みづくもやりやすいですし、最短の道を歩けるというふうに考えていただきたいのです。
仕組化はいつ始める?
一人親方の段階で、いますぐ始められます。
起業する時には、その事業の中心となるノウハウや、技術、資格を持っていると、ビジネスは成功するというふうに多くの起業志望者は考えています。
しかしながら結局のところ、独立した後に必要なのは、そういった職業的な中心の能力にプラス、経営の能力をつけていかなければなりません。
例えば、未来のためにビジョンを作る、仕組みを作るという経営の仕事のことです。
大半の起業したばかりの方にとっては職業の中心となる職人的な仕事を遂行することに多くの時間を取られまま、未来をつくる時間や、仕組み化を進める時間をなかなか時間を割くことが出来ません。
いつかもう少し状況が良くなったら、自分は仕組み化を進めたり、あるいは未来の可能性を追求するための時間を取るんだというふうに考えておられるかたが多いんですけれども、実際のところ、仕組み化に着手する、未来の時間をつくると、決めないと、その仕組み化への選択さえもありません。
毎日の生活、毎日の仕事のひとつひとつが、仕組み化につながるか、未来の時間づくりにつながるかの選択につながります。
たとえば、マーケティングの仕組みづくりで、自動化の方法があるのに、あえて、顧客に都度連絡をとる方法を選ぶとかいったぐあいです。
未来の時間をつくると何がいいのか?
未来の時間を作る、仕組み化の時間を作ることは、最終的に何に繋がるかと言うと、結局自分が起こしたその事業をどのように終わりを迎えたいかを明確にすることでもあります。
勤め人であれば退職することでその組織から抜けだして、仕事はおしまいになります。
しかし起業した場合に、その仕事をどのように終えるのかということは、自分でしか決めることができません。
死ぬまで働くとおっしゃるでしょうか。
でも、死ぬ前に病気や怪我をして一線に立てなくなったらどうしますか? 顧客も捨て、仕事も捨てる廃業という道を選ぶのでしょうか。
親族に事業承継を願いますか?
あるいは、他人様に M & A で売却しますか?
事業の終わり方は、実はこの「廃業」「事業承継」「M&A」の3つのいずれかの方法になります。
今の日本で、廃業の道を選んだ後に、悠々自適の生活を送ることはなかなか難しいです。
なので、事業承継かM&Aで事業を明け渡し、自分の時間を作るという選択が、仕事から離れる時に有効な手続きになります。
明け渡すことができるようにするためには、経営者のあなたがいなくても仕事がまわる仕組み化ができていることが大前提となります。
まだ顧客もそんなについていないのに、明け渡すこととか、そんなこと考えられるか!!と思われるかもしれません。
でも、考えていただきたいのです。
自分ができる仕事を、ずっと自分がやり続け、このことだけでそのまま満足して終える道を望んでいるのか?
自分の苦手なことは人におまかせして、得意なことを皆で差し出しあえるチームで仕事をしていきたいのか?
どのような理想の世界を描いているのかまずそこから考えてみてください。
もしチームで、みなで得意なところを補いあって、より顧客満足度を上げていきたいというふうに考えるのであれば、やはり仕組み化は必要です。
どこから始めるか?
一人で仕事を始めたばかりなのに、いますぐ仕組み化を始めるって何から始める?って思われますね。
まず、仕組み化は、トラブルが起こっていることについて、次にトラブルにならないようにするマニュアル作成から着手します。
規模に関係なく、事業推進のためには、仕事の内容は大きく分けて二つに分かれます。
一つは運営管理。
もう一つは、現場の作業。
あなたも、毎日、このどちらをもやっています。
まず、毎日の仕事を、この二つに分ける方法をご案内しましょう。
まず、1日24時間の時間をなにの作業をしているか、書き込むスケジュール表を紙で準備しましょう。
紙で用意いただくことをおすすめします。
なぜなら、すぐ書き込めるからです。
できれば、15分単位で書き込める用紙がいいでしょう。
わたしは、バーチカルタイプ(縦型)の無地の週間で書き込める用紙を用意して、クライアントさんにお配りしています。
電話で税理士さんと面談して納税スケジュールを確認した、とか、メールでクライアントのプロジェクトのための発注作業をしたとか、次のセミナー告知の下書きを書いたとか、どの時間帯に、なにをしたのかがわかるように書いてください。
24時間の表を用意してとお伝えしたのは、起業家のあなたなら、寝る前まできっと、なにか仕事につながることを手掛けているはずだからです。
寝る前までツイッターでつぶやくのも、仕事の、集客のためだったりしますよね。
次に、1か月分書き貯めたら、仕事の内容を、「運営管理の仕事」と「現場の仕事」に色分けします。
運営管理は青枠で囲む。現場の仕事は赤枠で囲む。と決めて、色分けします。
次に、枠で囲った現場の仕事に注目しましょう。
その現場の仕事のなかから、まず新人がいらしたとして、その新人さんにわたせる仕事はどれかを選んでピックアップします。
新人さんに教えるなら、まずどんなことを、どんな手順でやると学んでほしいか、を書き出してみましょう。
このように、現場の仕事を、新人さんにここからはじめてほしい仕事、ステップアップしたら手掛けてほしい仕事、ベテランなら指示なくできる仕事に段階にわけ、新人さんへの仕事がおわったら、次にステップアップした段階へと、指示する順番に指示書を作ってゆきます。
作業手順の改善が必要なものがあったら、ここで、改善をいれていきましょう。
運営面にも注目しましょう。
運営面でのコンセプトや、ビジョン、戦略についても、箇条書きで書きとめておきましょう。
再編成が必要なものどうかもここで確認します。
一人だけの事業でも同じ
小さな事業所のオーナー一人で経営している場合は、オーナーが、現場の仕事、そして会社のマネジメント、そして会社の未来をつくる仕事、この三つを一人で行っています。
現場の仕事の運営の手順
会社の会社のマネジメントとしての手順
会社の未来をつくる仕事の手順
この中で、一番先に、アルバイトに渡していったり、あるいは自動化したり外注したりすることができるのは現場の仕事の手順になります。
会社の未来を作ったり、あるいは会社の組織をマネジメントしたりする仕事は、成長していった段階で、現場の仕事が移譲できた次の段階にできてきます。
マニュアルを作るときは、結果を生むためのステップバイステップの手順書として考えましょう。
マニュアルは、縛るものではなく、結果を生むためにあなたが伝えるノウハウそのものとなります。
あなたでなくても同じ結果が出せるように手順を書くので、再現性があるものでなくてはなりません。
これを紙で書くのもありですが、今では、動画でつたえて、自社内での教育をオンライン化するのも有効です。
また、運営マニュアルは、会社の理念や、基本方針、全社的な行動規範が書かれたものとなります。
いわば、会社の文化を伝えるものとなります。
よく小さな組織が人手が足りなくなって募集しようとした時、とりあえずだれでもいいから来てくれた人を雇って、そこから仕事を覚えてもらうという方法をとる場合が多いんですけれども、この方法は必ず失敗します。
そうではなくて、きちんと、運営面のマニュアルができてから採用活動をしましょう。
採用段階で、自分たちの理念を共有してくれるかどうかを見極め、採用を決定するほうがいいからです。
採用してから、理念を浸透させようとしても大抵は失敗してしまうためです。
採用前の段階で会社の経営方針や理念をきちんと伝え、賛同してくださる方と一緒に事業を行うほうが、仕事の手順を覚えてもらいやすいためです。(あとから、本人の理念を曲げることはできません)。
外注も同じです。
手が足りないから、誰でもいい外注するという形では、理想の結果を生む協業先と組むことができず、結局は火消しにまた時間を取られることになります。
楽になるために作業を人に任せるとはいっても、どんな理念を共有し、どんな結果をほしいかと必ず文字で知らせる必要がでてきます。
なので一人で仕事をしている、いまの段階でこそ、マニュアルと作業手順、そして理念やビジョンを決めて、紙に書いておくと有効で、近道になるわけです。
もしずっと一人で仕事をすると決めた場合も同じ
未来の時間を作るために、仕組み化や、現場の仕事を自動化する方向で、マーケティングや財務や、販売のオートメーション化のツールを組んだり選んだりする必要があります。
外注費用が安いというだけ、あるいは人気だというだけで選ぶのではなく、経営のビジョンに沿ったサービスなのか、外注先なのかということをひとつひとつ選んでゆくことが大切です。
これを行わないと、結局つぎはぎだらけの、最終的には手間がかかるものとなり、後ですべてを自動統合することができなくなります。
たとえば、オンラインスクールを構築するというのも、ひとりビジネスにおける一つのビジネスオーナーの道になります。
自分の持っているノウハウや技術の中核を人に伝えることでその部分を同じような人を育てるということにつながるからです。
かつ、決済やマーケティング、バックオフィス部分も自動化させることで、そのオンラインスクールのビジネスそのものがうまく運営された後は、自分の時間をまた別の未来の事を作る仕事にも向けていくことができます。
つまり、収益化できるビジネスをさらに追加することができる分けてす。
自分がずっと現場に携わらなければならないかたちで、つぎはぎだらけの疑似オートメーションを組む、あるいは運営の方法を選択すると、ずっとそのお世話にかかりきりになります。
これを、わざとそうして続けるのであれば、それでいいんですけれども、その方法しか知らないから、ずっと自動化できずに現場に携わり続けるというのでは、未来を新たに作る時間はいつまでもできません。
なので、ひとりオーナーの事業でオンラインスクールをつくるときも、つぎのことは自分の手を離してシームレスでつなぐことができるツールを選びましょう。
自動化のステップメール
決裁を自動で任せる
顧客管理を自動に任せていく
それらの自動化の仕組みを作りあげてしまえば、費やした時間はその後、自動で収益をうむ資産にかわります。
バックオフィスもオートメーションに任せることで、あなたは次の仕事に取り掛かることができます。
ステップアップという道がとりやすくなります。
まとめ
起業した後すぐからはじめる。
今から始める。
どこから始めるかと言うと、困っているところでトラブルのあるところから始める。
そして最大のメッセージは、未来の時間を作ることができる作業へと、いま選択している一つ一つかつながっているかを、ツールや外注先を選択する基準として取り入れていってください、という点でした。
コンテンツを資産にかえるオンラインスクール構築においても、未来の時間を作るための教材作成の方法、そして販売の仕組みの構築、そしてバックオフィスの自動化をおすすめしています。